出版社内容情報
本書では,計算生物学に関する,一冊で完結した入門書になることを意図し,各種アルゴリズムがなぜ有効であるのかを理解するうえで必要な数学的背景を解説する.たとえば,隠れマルコフモデルを開発する際には,この重要なモチーフ認識アルゴリズムについての擬似コードを示すにとどまるよりも,むしろ背景となる確率理論の理解のほうが重要であろうとわれわれは考える.
分子生物学の基礎知識・数学的基礎・配列アラインメント・イヴのすべて・隠れマルコフモデル・構造予測・付録A 数学的補遺・付録B リソース
目次
第1章 分子生物学の基礎知識
第2章 数学的基礎
第3章 配列アラインメント
第4章 イヴのすべて
第5章 隠れマルコフモデル
第6章 構造予測
付録(数学的補遺;リソース)
著者等紹介
高木利久[タカギトシヒサ]
1954年生まれ。1976年東京大学工学部計数工学科卒業。現在、東京大学大学院新領域創成科学研究科情報生命科学専攻
小野尚孝[オノナオタカ]
1958年生まれ。1998年東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻博士課程修了。現在、科学技術振興機構
高井大哉[タカイダイヤ]
1969年生まれ。2001年東京大学大学院医学系研究科博士課程修了。現在、東京大学医学部附属病院呼吸器内科
高井貴子[タカイタカコ]
1965年生まれ。1990年東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻修士課程修了、理学博士。現在、東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻
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