出版社内容情報
【解説】
細胞の膜を貫通する蛋白質:イオンチャネルの研究方法,働きの原理,その生理的重要性を解説。
【目次】
イオンチャネルとは・イオンチャネルの研究法・イオンチャネルの生物物理学・イオンチャネルの生理学他
内容説明
本書の1章では、イオンチャネルの研究法を、電気生理学、生化学、分子生物学の3つの側面から解説する。ついで2章では、最近の分子生物学やモデルチャネルによる構造機能連関にかかわる成果を紹介したのち、機能と構造の連関をどのようにして物理学的に理解するのかという理論的方法について解説する。また人工チャネル合成の可能性と夢について語る。最後に3章では、さまざまな生理機能へのイオンチャネルのかかわり方を紹介するなかで、生命現象におけるイオンチャネルの多様な働きと意義を考える。
目次
序章 イオンチャネルとは―電気信号はどのようにつくられるか?
第1章 イオンチャネルの研究法
第2章 イオンチャネルの生物物理学
第3章 イオンチャネルの生理学