出版社内容情報
【解説】
躍進するフォトニクスポリマーを理解し関わっていこうとする読者のために,光の偏波(またはフォトン)と高分子物質との関わりを,原子のディメンションからマクロな不均一構造にわたって順に解説します.光と物質が関わって起こしている身近な現象が,巧みに最先端材料であるフォトニクスポリマーを作り上げていることに気づかれるでしょう.
【目次】
高分子と光波の相互作用・原子系と光の相互作用・モノマーユニットと光の相互作用・ポリマー分子コイルおよび高次構造と光の相互作用・マクロな不均一構造と光の相互作用
目次
第1章 高分子と光波の相互作用
第2章 原子系と光の相互作用(自然放出と誘導放出;吸収と増幅 ほか)
第3章 モノマーユニットと光の相互作用(複屈折;複屈折媒体中での光線の挙動 ほか)
第4章 ポリマー分子コイルおよび高次構造と光の相互作用(Rayleigh散乱;透明ポリマー固体の光散乱 ほか)
第5章 マクロな不均一構造と光の相互作用(屈折率分布による光の蛇行;屈折率分布型ポリマー光ファイバー)
著者等紹介
小池康博[コイケヤスヒロ]
1982年慶応義塾大学大学院博士課程修了。1982年工学博士。現在、慶応義塾大学理工学部教授。科学技術振興機構ERATO小池フォトニクスポリマープロジェクト総括責任者兼任
多加谷明広[タガヤアキヒロ]
1996年慶応義塾大学大学院博士課程修了。1996年工学博士。現在、科学技術振興機構ERATO小池フォトニクスポリマープロジェクトグループリーダー。慶応義塾大学理工学部訪問講師兼任
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