内容説明
本書は、高度化かつ複雑化した“分離”について、その“しくみ”を本質的に理解するために、エレクトロニクス、バイオケミストリー、新素材、エネルギー等の最新の技術分野の具体的な例を用いて、分離を構成している要素をできるだけ簡潔に解説した。分離の熱力学から実際の分離ユニットの組み合せまで、分離の全体像を平易に記述した初めての入門書。
目次
第１章 分離とは（“分ける”ということ；典型的な分離の例；分離を構成する要素と全体の形）
第２章 分離のしくみ（分離ユニットの種類と内容；分離ユニットの組合せ；分離の本質と要素）
第３章 最新の分離技術（分離ユニットの選択―炭素同位体の分離；分離ユニットの工夫―リンパ球の分離；超多段分離の過渡現象―高純度シリコン；分離エネルギーの可逆化―ウラン濃縮；分離装置の工夫―ジルコニウムとハフニウムの分離）
