出版社内容情報
【解説】
自然現象としてのブラウン運動を対象に,物理学史においてブラウン運動の果たした役割,その歴史的経緯から応用までを平易な文章で解説した。
【目次】
ブラウンの発見・19世紀の原子論・ぺランの実験・ゆらぎと確率他
目次
1 ブラウンの発見
2 19世紀の原子論
3 19世紀におけるブラウン運動の研究
4 アインシュタインの理論
5 ペランの実験
6 ゆらぎと確率
7 ブラウン運動の数学的モデル
8 ブラウン運動の普遍性
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かつお
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運動方程式に納得。歴史的背景もわかりやすかった!2015/09/25
葉
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おそらく、K先生もF先生も洋書を推薦するので工学系もしくは内容的に物理系の先生が推薦している本だと思う。花粉や石炭の中にも生き物があるとして小さな粒子の運動をブラ運動といい、そこからペランの実験について書かれている。ややこしい計算はそれといってなく、二重積分と微分がちょろっと出るくらいである。エントロピーがミクロな状態の数と関係付られて説明されている。最後はブラウン運動の普遍性について書かれている。2014/12/09
枕流だった人
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1993/10/5 5刷
MY Library
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数式導出省略2011/04/03
Atsushi Tomita
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確率分布との関係などもわかりやすく、簡潔かつ面白かった。歴史的な背景があったのも良いと思う。2021/06/15