これから論文を書く若者のために (究極の大改訂版)

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これから論文を書く若者のために (究極の大改訂版)

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  • サイズ A5判/ページ数 299p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784320005952
  • NDC分類 407
  • Cコード C3040

出版社内容情報

究極の『これ論』!!

論文執筆に関する全てを網羅し,アクセプトへと導く1冊。論文を書くにあたっての決意・心構えにはじまり,論文の書き方,文献の収集方法,投稿のしかた,審査過程についてなど,論文執筆のための技術・本質を余すところなく伝授!!

本書は,2002年5月初版1刷以降,多くの若者に読み継がれてきた『これ論』の【究極の】大改訂版である。論文の書き方に関する著者の【到達点】がここに込められている。

2006年の「大改訂増補版」刊行以降も,さらに深みを増した著者の思考・経験を伝えるべく,「大改訂増補版」のほぼすべての章が書きかえられた。実例を本文中の随所に配置し,各章の冒頭には要点ボックスを加えるなど,どの分野の読者にとっても馴染みやすく,よりわかりやすいものとなっている。

カバーも,闘いに挑む若者たちの決意を強く表すデザインへと一新した。本書は,論文執筆という長く険しい闘いを勝ち抜こうとする若者のための,必携のバイブルとなるだろう。

第1部 論文を書く前に

第1章 研究を始める前に
1.1 論文とは何か
1.2 学術的意義を問う

第2章 なぜ,論文を発表するのか
2.1 なぜ,論文を発表するのか
2.2 論文は,あなたが得た研究成果の価値を認めてもらうために書く
2.3 論文を発表しなくてはいけない世俗的理由
2.4 書くことはためになる

第3章 論文を書く前に知っておきたいこと
3.1 論文は学術雑誌に発表する
3.2 論文は英語で
3.3 論文の構成の基本
3.4 論文発表と学会発表の違い


第2部 論文書きの歌:執筆開始から掲載決定まで

前奏 ズチャチャチャズチャチャチャ♪
前.1 どこまで研究が進んだら論文にしてよいのか
前.2 共著者の再確認と著者の順番

1番 結果をまとめて結論出したら 取り組む問題決め直そう
1.1 どうして,取り組む問題を決め直す必要があるのか?
1.2 結論と取り組む問題を決める

2番 構想練ったら雑誌を決めよう 必ずあそこに載っけるぞ
2.1 学術雑誌が扱う研究分野
2.2 学術雑誌の注目度と論文掲載の難易度
2.3 出版までの速さ
2.4 オープンアクセスジャーナルへの投稿

3番 イントロ大切なにをやるのか どうしてやるのか明確に
3.1 イントロダクションでは何を書くべきなのか
3.2 イントロダクションで書くべき1つの骨子
3.3 説得力のないイントロダクション
3.4 説得力のあるイントロダクションにするために

4番 タイトル短く中身を要約 書き手の狙いをわからせよう
4.1 良いタイトルを付けよう
4.2 良いタイトルとは
4.3 タイトルに入れる情報
4.4 良いタイトルの例
4.5 悪いタイトルの例
4.6 タイトルをより良くする工夫

5番 マテメソきちっと情報もらさず 読み手が再現できなくちゃ
5.1 研究方法の説明を書く目的
5.2 読者に示すべき情報

6番 いよいよリザルト中身をしぼって 解釈まじえず淡々と
6.1 結果の章を書く上で心がけること
6.2 結果の章で書き示すこと
6.3 各項目の書き示し方
6.4 結果の章で書くべきではないこと
6.5 データを図表で示すべきか,本文中に書くべきか
6.6 複数の結果を示すときの提示順
6.7 イントロダクションに続いて結果を示す場合の書き方

7番 山場は考察あたまを冷やして どこまで言えるか見極めよう
7.1 考察を書く目的
7.2 考察を書くのは楽しいことである
7.3 考察で書くべきこと
7.4 各項目を書く順番
7.5 考察を書くときの注意事項

8番 付録を作って本文補完だ 補助的情報まとめよう
8.1 付録として載せるもの
8.2 付録を作る上で心がけるべきこと

9番 関連研究きちっと調べて 引用するときゃ正確に
9.1 引用の形式
9.2 文献を引用するときに気をつけること
9.3 その他の注意事項

10番 本文できたらアブスト書こうよ 主要なフレーズコピーして
10.1 アブストラクトは,本文が完成してから書く
10.2 世界に向けて論文内容を説明するという意識を持つ
10.3 良いアブストラクトとは
10.4 アブストラクトで書くべきこと
10.5 わかりにくいアブストラクト
10.6 アブストラクトを書く上での注意事項
10.7 イントロダクションを兼ねたアブストラクトの書き方

11番 複雑怪奇な図表はいけない 情報減らしてすっきりと
11.1 本文を読まなくても理解できる図表にする
11.2 単純な図表にする
11.3 傾向を伝えたいデータは図に,数値を伝えたいデータは表にする
11.4 「タイトル+補足説明」という形の説明文を付ける
11.5 図を作る上での注意事項
11.6 表を作る上での注意事項

12番 文献集めと文献管理は 日頃の努力が大切だ
12.1 文献情報の収集方法
12.2 文献の入手方法
12.3 文献管理の仕方
12.4 いつ,文献収集を行うべきか

13番 完成したなら誰かに見せよう 他人のコメント必要だ
13.1 なぜ,他人のコメントが必要なのか
13.2 論文を読んでもらう上で心がけること

14番 お世話になったらお礼を言わなきゃ 1人も残さず謝辞しよう
14.1 なぜ,謝辞を述べるのか
14.2 誰に対して謝辞するべきか
14.3 謝辞の述べ方

15番 最後の仕上げは英文校閲 英語を磨いて損はない
15.1 英語が悪いことの実害
15.2 誰に,英文校閲をしてもらうべきか
15.3 いつ,英文校閲に出すのか

16番 いよいよ投稿ファイルを確認 ネットにつなげて慎重に
16.1 投稿規定と最新論文をよく読む
16.2 投稿手段
16.3 送付するもの
16.4 いざ,投稿!
16.5 プレプリントサーバーへの登録

17番 いつまで経っても返事が来なけりゃ 控えめメールで問い合わせ
17.1 原稿受け取りの問い合わせ
17.2 論文審査進行状況の問い合わせ

18番 レフリーコメントなるべく従え できないところは反論だ
18.1 論文の審査結果
18.2 担当編集委員およびレフリーのコメントの完全理解
18.3 一旦リジェクトの場合:同じ学術雑誌に再投稿するべきか
18.4 論文の改訂を始める前に
18.5 コメントへの対応の仕方
18.6 改訂内容を説明する手紙
18.7 改訂内容の説明の仕方
18.8 改訂稿の仕上げと返送

19番 リジェクトされても挫けちゃいけない 修正加えて再投稿
19.1 リジェクトなど気にしてはいけない
19.2 さあ,再投稿しよう

20番 このうた歌えば必ず通るよ 自分を信じて頑張ろう
アンコール 論文出たなら宣伝しなくちゃ論文抱えて出かけよう


第3部 論文を書き上げるために

第1章 効率の良い執筆作業
1.1 執筆に向けての心がまえ
1.2 執筆作業の進め方
1.3 執筆を進める上での注意事項

第2章 なかなか論文を書けない若者のために
2.1 なかなか論文を書けない理由
2.2 先送り症候群
2.3 論文を書き上げるための対処法

第3章 修士論文・博士論文は,初めから投稿論文として書こう
3.1 なぜ,初めから投稿論文として書くべきなのか
3.2 「初めから投稿論文として書く」とはどういうことか
3.3 修士課程を修了して就職する方へ


第4部 わかりやすく,面白い論文を書こう

第1章 わかりやすい論文を書こう
1.1 何のために書くのか
1.2 わかりやすくすることに全力を尽くせ
1.3 作文技術を身につけよう

第2章 面白い論文を書こう
2.1 こんな論文はつまらない
2.2 面白い論文の条件
2.3 あなたにとってベストの論文をとにかく書こう

付録の部 論文の審査過程
1.1 学術雑誌の編集に関わる人たち
1.2 論文の審査過程

参考文献

索  引

目次

第1部 論文を書く前に(研究を始める前に;なぜ、論文を発表するのか ほか)
第2部 論文書きの歌:執筆開始から掲載決定まで(ズチャチャチャチャ ズチャチャチャ;結果をまとめて結論出したら 取り組む問題決め直そう ほか)
第3部 論文を書き上げるために(効率の良い執筆作業;なかなか論文を書けない若者のために ほか)
第4部 わかりやすく、面白い論文を書こう(わかりやすい論文を書こう;面白い論文を書こう)
付録の部 論文の審査過程

著者等紹介

酒井聡樹[サカイサトキ]
1960年10月25日生まれ。1989年3月東京大学大学院理学系研究科植物学専門課程博士課程修了。現在、東北大学大学院生命科学研究科・准教授・理学博士。専門分野は進化生態学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

20
ゴシ太本。研究は論文発表で完結(ⅲ頁)。書くことは考えること(10頁)。論文は英語で(14頁~)。私もどんどん書くべきだろう。1万冊に到達したら、その後の身の振り方を考えることにしている。論文の英語は普通のやさしい表現が主(15頁)だから、そんなに敷居が高居とも言えないのだ。リジェクトを恐れていては論文を載せることはできない(43頁)。恐れず、持続的に書き、出していく覚悟で。日本語で構成を練り、いきなり英語で書く(242頁)。論文な価値=情報の価値―読む労力(263頁)。2015/08/19

Akito Yoshiue

8
勉強になること多数。説明が丁寧でとにかくわかりやすい。理系に進む生徒に読ませたい。 2018/01/05

Tom

3
昔読んだが究極の大改訂というので軽く再読。やはりよくまとまっていてわかりやすい。2018/01/15

takao

2
ふむ2022/12/26

裕由

2
いい年して論文というのがどういったものなのか何気に気になり、図書館をふらふらしている際に目に留まり拝読しました。大変勉強になりました。テーマの決め方や目的など事例をもって説明してくれているので、とても分かりやすいです。2018/09/19

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