超心理学―封印された超常現象の科学

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  • サイズ B6判/ページ数 385p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784314010986
  • NDC分類 147
  • Cコード C0040

出版社内容情報

超心理学という学問の現状と、科学的手法で研究されているもののアカデミズムで受け入れられない実態を、第一人者が解説する。

テレパシーや透視などの現象の解明を目指す超心理学という学問は、正統的な科学の手法で研究されているものの、科学者たちからオカルト扱いされ、まともにとりあわれず「封印」されてしまう。
日本における超心理学の第一人者が、その研究内容や成果などを詳細に解説するとともに、正しくても理解されない実態を明らかにし、科学のあるべき姿を問う。

【目次】

 序章
 予知かそれとも偶然か/超心理学協会/デューク大学とJ・B・ラインの研究/ライン研究センター/本書の構成

【第 I 部 超心理学の実態】

 第1章 テレパシーの証拠をつかんだ
 ガンツフェルト模擬実験/厳密なガンツフェルト実験の成果/不遇な「現代のガリレオ」

 第2章 米軍の超能力スパイ作戦
 マクモニーグルの遠隔視実験/スターゲイト・プロジェクト/遠隔視実験を改良した透視実験/ガンツフェルト実験とのちがい/スターゲイト・プロジェクトの幕引き

 第3章 超能力の実在をめぐる懐疑論争
 トンデモ超能力対談/かたくなな否定論者/超心理学の不祥事/厳密化する超心理学

【第 II 部 封印する社会とメディア】

 第4章 奇術師たちのアリーナ
 ホットリーディング/奇術師 VS 奇術師/私の来歴/超心理現象に興味をもつ人

 第5章 能力者と称する人々
 ナターシャの人体透視/御船千鶴子の千里眼事件/能力者研究の背景/「自分には超能力があります!」/職業欄はエスパー

 第6章 マスメディアの光と影
 ドラマの科学監修/能力者へのインタビュー/大衆の受容と排除/心理学より工学だ/マスメディアは両刃の剣/演出かやらせか

【第 III 部 封印は破られるか】

 第7章 心の法則をもとめて
 東洋的な問い/ヒツジ・ヤギ効果/ESPの発揮を高める要因/超心理学の実験者効果/超心理現象は無意識のうちに起きる/内観報告による心理分析

 第8章 予知――物理学への挑戦
 未来は予感できる/予知も透視のひとつか/透視の焦点化/簡単に実施できる予感実験

 第9章 意識に共鳴する機械
 感情エージェントが笑う/乱数発生器によるミクロPK実験/地球意識プロジェクト/下降効果のとらえにくさ/超心理現象の情報システム理論

 第10章 霊魂仮説について考える
 霊魂という万能仮説/懐疑論者が一目おく超心理現象/霊魂は肉体の死後も存続するのか/霊魂仮説から超心理発揮仮説へ/詰めこみ理論から拡がり理論へ

 終章
 物理学者とのオカルト対談/オカルト論議は信念論争/封印構造の認知的側面/封印は解かれるか

 あとがき
 【付録】「用語集」「統計分析の基礎」「読書ガイド」
 索引

【著者紹介】
石川幹人(いしかわ・まさと)
1959年東京生まれ。東京工業大学理学部卒。同大学院物理情報工学専攻、一般企業での人工知能研究などを経て、1997年明治大学文学部助教授。2004年同大学情報コミュニケーション学部教授。現在同学部長。博士(工学)。
専門は認知情報論および科学基礎論。超心理学研究をライフワークとし、日本の第一人者。2002年ライン研究センター客員研究員。ASIOS(超常現象の懐疑的調査の会)発起人メンバー。
著書に『人間とはどのような生物か』ほか。

内容説明

超心理学の研究内容や成果を解説するとともに、それらが学問として受けいれられない背景を明らかにし、科学のあるべき姿を問う。テレパシー、透視、念力などの解明を目指す学問の第一人者による、渾身の書き下ろし。

目次

第1部 超心理学の実態(テレパシーの証拠をつかんだ;米軍の超能力スパイ作戦;超能力の実在をめぐる懐疑論争)
第2部 封印する社会とメディア(奇術師たちのアリーナ;能力者と称する人々;マスメディアの光と影)
第3部 封印は破られるか(心の法則をもとめて;予知―物理学への挑戦;意識に共鳴する機械;霊魂仮説について考える)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

49
眉唾ものと思われがちな、超心理学への誤解を解く。いわゆる懐疑論の態度こそ科学的だと考えていたが、超心理学に対しては、頭から否定に回る、ほとんど否定論に近い姿勢が多いらしい。だからこそ普通の科学以上に慎重に実験・検証を行っているのが、現在の超心理学なのだそうだ。本書を読む限りは、ESPが存在することはほぼ確実だと思われるが、残念ながら統計的に有意な検出ができる程度の非常に地味なもの。いわゆる「超能力」とはほど遠いが、将来に向けて科学的な正体の究明が必要だろう。2018/11/05

rubyring

5
本書は科学的手法に基づくまじめな本です。超常現象の存在については実証されておらず本書でも当然灰色のままです。しかし、本書を適切に読むことで思考の幅は確実に広がります。人は潜在的に透視能力を持ち、臨死体験の際や、人格形成時期の不安定な心理状態のとき、または無意識のうちに発揮しているのではないかという可能性を感じることができるのです。霊魂という万能の概念を持ち出すのではなく、生まれ変りや、幽体離脱を説明できるかもしれない透視能力は、宇宙の質量さえ説明できない現代の科学において簡単に否定することはできません。2016/05/31

しゃんぷーしょく

4
俗にいう「超能力」を科学的に考える。作者が論理的な説明を心がけているのは伝わったけれど、超心理学の必要性や客観性は納得しがたい。そもそも、超能力や透視、予兆といったものは本当に人間にとって異常な言動なのだろうか。無意識に誰もが行っていることを騒ぎ立てているだけにすぎないのではないのかということをもっと考えるべきだと思う。それは超心理学の教授を含めた人々が「普通」と「異常」の線引きを改めるべき時であり、成長を促す時なのだろうと思う。2016/12/09

クロッチ

2
興味本位で読むにしてはちょっと内容が難しすぎてわかりづらかった。超常現象とかという言葉に興味を持つのも科学では解明しづらいことがあるのか否かという思いがあるから。学術てなのは大事だけれどもっとわかりやすければよかった。2021/01/28

izumone

2
偶然以上の「何か」が起きているのが確実なのはわかった。でもその実態は一般のイメージとは少し違うものなのかも知れない。 統計の説明や著者の体験談などが妙に長いのも,まだこの分野の内容については,語れるものが少ないことを示しているという印象。2014/01/21

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