出版社内容情報
気鋭の執筆陣による、〈戦後〉を歴史化する試み。
〈戦後〉を問い直すための見取り図を提示するとともに、これまでこぼれ落ちてきた論点をアクチュアルな問題として拾い上げ、特に社会運動に力点をおいて総括する。
「自分自身だけでなく、他者と繋がりあう可能性すら商品化してしまっている地点から、「こうではない今」を構想する能力を再度想起するために――」
(1巻代表編者:岩崎稔)
東京大空襲/憲法/GHQ/復員兵/東京裁判/生活綴方運動/講和/サークル詩/朝鮮戦争…。封印された記憶を言語化する――ようやく語られ始めた戦後史がある。
各巻に詳細な年表付(道場親信編)
【目次】
「抑圧された東京大空襲の記憶」 早乙女勝元
「二つの『生き残ること』」 丸川哲史
「〈復員兵〉と〈未亡人〉のいる風景」 加納実紀代
「憲法・GHQ・教育基本法」 小森陽一
「戦後日本革命の挫折」 岩崎稔
「サンフランシスコ講和条約と東アジア」 内海愛子
「米軍占領下沖縄における植民地状況――一九五〇年代前半の個と情況について」 屋嘉比収
「朝鮮戦争・女性・平和運動」 藤目ゆき
「サークル詩・記録・アヴァンギャルド――一九五〇年代文学の振幅」 鳥羽耕史
「アメリカ・占領・ホームドラマ」 吉見俊哉
「『平凡』とその時代」 成田龍一
■ガイドマップ40・50年代 ―― 岩崎稔×小森陽一×成田龍一
■インタビュー
井上ひさし「東京裁判三部作と日本国憲法」
金石範「四・三事件と文学的想像力」
無着成恭「『山びこ学校』から戦後日本を読む」
■年表(図版付) 道場親信
内容説明
東京大空襲・GHQ・東京裁判・サークル詩・朝鮮戦争…封印された記憶を言語化する。ようやく語られ始めた戦後史がある。
目次
ガイドマップ40・50年代
抑圧された東京大空襲の記憶
二つの「生き残ること」
「復員兵」と「未亡人」のいる風景
憲法・GHQ・教育基本法
戦後日本革命の挫折
サンフランシスコ講和条約と東アジア
米軍占領下沖縄における植民地状況―一九五〇年代前半の個と情況について
朝鮮戦争・女性・平和運動
サークル詩・記録・アヴァンギャルド―一九五〇年代文学の振幅
アメリカ・占領・ホームドラマ
『平凡』とその時代