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はじまりの物語―デザインの視線

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  • サイズ A5判/ページ数 355p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784314010238
  • NDC分類 757.02
  • Cコード C0070

内容説明

デザイナーの発想はどこから湧いてくるのか。第一線で活躍するグラフィックデザイナーが、発想のルーツを求め、さまざまなイメージの「はじまり」のドラマを探る旅に出た…反転につぐ反転、「図」が「地」となり「地」が「図」となる。ものの見方・世界の捉え方が変わる、楽しく読めるデザイン・エッセイ。

目次

対という観念
速度への憧れ
遠近法と奥行き
直線の発見から四角形へ
魔方陣とグリッド
螺旋と酩酊感
抽象表現
反転するイメージ
ラインと連続
混ぜる文化
感覚の置換
読みやすさの追求
メリハリをつける
封じ込める
レディメイド
デフォルメ
オブジェ

著者等紹介

松田行正[マツダユキマサ]
グラフィックデザイナー。書籍・雑誌のデザインを中心に活躍。現在、『CONFORT』『デザインの現場』『10+1』『InterCommunication』などのADをつとめる。ここ数年はせんだいメディアテーク、大社文化プレイス、みなとみらい21の元町・中華街駅プラットフォーム、まつもと市民芸術館、富弘美術館などの建築のサイン・デザインも手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コットン

72
紀元前の古代から現代迄の字・音楽・アートなど多岐にわたる話題の考察が凄い。例えば自然界にある「螺旋」:カルマン渦と呼ばれる水が回り込むときにできる水流の渦など。人間も「螺旋」を身に付けている。体表ではつむじ、指紋など。←と、螺旋という切り口を人間に当てはめる面白さ。ブックデザインがしゃれていて、小口を左にずらすとパルミ・ジャニーノ『アンテナ』の美女の顔、右にずらすと『フェラーラ宮殿の道化師ゴネーラの肖像』と。2019/07/21

g.t

7
池袋の梟書茶房は、背表紙を覆い内容が見えない状態で本を売るお店。見ていて楽しい。本書はそこでふっと惹かれて購入した一冊。デザインに深い造詣があるわけではないが、日々目にする形や模様の由来、意味を考える事は楽しい。例えば西洋は縦の文化で、一方で日本は横の文化である、など。こういうのが「教養を深める」とか言われるのだろうな、芸術家名は20%程度しかわからなかったので、自分の知識の醸成に合わせて何度か読み直したい。2021/09/19

あにこ

3
図版が豊富ですばらしい。しかも全ページカラー。そのかわりずっしり重たい。デザインにまつわるキーワード(遠近法とか、螺旋とか、レディ・メイドとか)について18章にわたって繰り広げられるエッセイ。縦横無尽のやりたい放題、という表現がしっくりくる。眉につばつけて聞いときゃよいのだ。ヨタ話もここまでおもしろけりゃ芸の内だ。2020/12/14

takao

2
ふむ2023/12/10

メルセ・ひすい

2
9.  15  この本・・ に人の顔 怖い! 対という観念、スピード、遠近法、四角形、グリッド…。デザイナーは世界といかに切り結ぶのか。その見方・考え方の「はじまり」を、豊富な図版を駆使して描き出す。楽しく読めるデザイン・エッセイ2007/08/04

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