出版社内容情報
★担当編集者より★
【フランスで大人気の精神科医による、ちょっと知的な幸福のすすめ】
《以前、大学教授の友人から、特別セミナーの講師を頼まれ、もちろんすぐに快諾したものの、私のスケジュールのせいでなかなか日程が決まりません。きっと友人はイライラしているだろうな、と思いながら、私はおそるおそる電子メールを出しました。「ぼくのせいで煩わしい思いをさせて申し訳ない。本当にすまないと思っている」。すると、友人からはすぐにこんな返事が来ました。「ぼくが煩わしい思いをしているとしたら、それは君のせいじゃない。煩わしいのは生活そのものなんだから」と……。それを読んだ途端、私は日々のストレスを一瞬のうちに忘れとても温かい気持ちになりました。》
これは本書で紹介されているエピソードのひとつです。著者のクリストフ・アンドレは、おそらくフランスでいま最も有名な精神科医。こうしたエピソードを織り交ぜながら、心理学の知識を平易に説くのを得意とする人気の書き手です。
「幸福」をテーマにした本書でも、上記のようなエピソードや楽しいコラム、まとめの図表や自己診断テストを使いつつ、幸せとは何か、そして不幸とは何かを解説。ほんのささいなところに秘められている幸せに気づく準備をしようと呼びかけるとともに、読者がとらわれている、もしかしたら人生を息苦しいものにしているかもしれない思い込みを、すーっと、解きほぐしていきます。
せわしない日常のなかで、少しだけ立ち止まって、人生の意味を考え直してみる――そんなときに読んでいただきたい、ほんわか温かく、ちょっと知的な一冊です。
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第Ⅰ部 まずは幸せになろうとすること
第1章 幸せって何ですか?
<幸せ>と似ているけれどちがうもの
幸せのふたつのタイプ
第2章 不幸になるのは簡単なのに
不幸を求める人々
幸せと不幸にまつわるいくつかの考察
希望を捨てないことの大切さ
第3章 幸せって何ですか?
幸せになるのに素質は関係するか?
幸せと年齢
第Ⅱ部 幸せについて知る
第4章 幸せはどこに? ・・・・ 心の外側から考えてみる
外的な条件と内的な条件
モノやお金と幸せの関係
地位や外見と幸せの関係
人間関係と幸せの関係
仕事や余暇の活動と幸せの関係
第5章 幸せはどこに? ・・・・ 心の内側から考えてみる
幸せになるにはどんな心の持ち方をしたらよいか?
幸せはひとつではない ・・・・ 幸せの四つの顔
幸せを理解する
幸せは測れるか?
三つの側面
信じるということ
生きるということ、死ぬということ
第6章 幸せになって何が悪い!
ヨーロッパでは幸せをこんなふうに考えてきた
幸せの七つの大罪
第Ⅲ部 それでは幸せをつくっていこう
第7章 不幸にならないためのレシピ
不幸の誘惑
不幸の種類によってレシピはちがう ・・・・ 不幸の五つの顔
<気分的な不幸>に対するレシピ
<物の見方による不幸>に対するレシピ
<活動しすぎによる不幸>に対するレシピ
<対人関係による不幸>に対するレシピ
<ギャップによる不幸>に対するレシピ
愚痴と不幸の関係
幸せの準備のために
第8章 幸せになるためのレシピ
幸せになるための基本
幸せをつくっていくのに気をつけなければならないこと
幸せに気づくレシピ
・今の自分の幸せを知る
・幸せのはかなさを理解する
・今の幸せに集中する
小さな幸せを見つけるレシピ
・「~である」幸せを見つける
・「~を持っている」幸せを見つける
・「~をする」幸せを見つける
・「~に属する」幸せを見つける
楽観的になって行動するためのレシピ
・考えたことは行動に移す
・現実の範囲のなかで楽観的になる
・自分やほかの人を信じる
幸福知能を伸ばすためのレシピ
・幸せな人たちを観察して、その生き方を学ぶ
・なんでもないことに幸せを発見する
・人生と折りあいをつける
・感謝の気持ちを持つ
・幸せになれる時に幸せになる
・感謝の気持ちを持つ
・感謝の気持ちを持つ
人に幸せを与え、自分の幸せを長続きさせるためのレシピ
・寛大になる
・慎み深く生きる
・自分の価値観を押しつけない
・すべての人の幸せを願う
第Ⅲ部 6つの自己診断テスト ・・・・ あなたはいまどこにいる?
内容説明
フランスで人気の精神科医が説く、ちょっとしたこころの習慣。準備ができている人に、幸せは訪れる。
目次
第1部 まずは幸せになろうとすること(幸せって何ですか?;不幸になるのは簡単なのに;幸せになるのに遅すぎることはない)
第2部 幸せについて知る(幸せはどこに?―心の外側から考えてみる;幸せはどこに?―心の内側から考えてみる;幸せになって何が悪い!)
第3部 それでは幸せをつくっていこう(不幸にならないためのレシピ;幸せになるためのレシピ)
第4部 6つの自己診断テスト―あなたはいまどこにいる?
著者等紹介
アンドレ,クリストフ[アンドレ,クリストフ][Andr´e,Christophe]
精神科医。トゥールーズの大学で精神医学を学んだあと、パリのサン=タンヌ病院に勤務。社会恐怖症および集団精神療法の専門家で、企業の顧問医も務めている。また、パリやボルドーなどいくつかの大学で講座を持っている
高野優[タカノユウ]
フランス語翻訳家
田中裕子[タナカユウコ]
フランス語翻訳家、フリーライター、フランス料理店経営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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