飛び道具の人類史―火を投げるサルが宇宙を飛ぶまで

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  • サイズ A5判/ページ数 310p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784314010047
  • NDC分類 502
  • Cコード C0022

出版社内容情報

2006年掲載
週刊朝日6/23、日経サイエンス8月号、愛媛新聞6/18、岩手新聞6/3、北日本新聞6/4、河北新報6/11、山陰中央新報6/11、徳島新聞6/11、公明新聞6/26、歴史群像8月号、読売新聞7/23、産経新聞7/23


★編集担当者より
【大胆な仮説を壮大なスケールで展開!】
 著者アルフレッド・W.クロスビーは、「近代ヨーロッパが全世界的に覇権を握ったのはなぜか」というテーマの追究をライフワークにしている歴史家で、広範な領域で同時多発的に起こった出来事を一つの世界観の下にまとめあげていく力業に魅力がある書き手です。これまで『ヨーロッパ帝国主義の謎――エコロジーから見た10~20世紀』(岩波書店)、『数量化革命――ヨーロッパ覇権をもたらした世界観の誕生』(紀伊國屋書店)、『史上最悪のインフルエンザ――忘れられたパンデミック』(みすず書房)といった著書が邦訳されています。
 本書では扱う領域をさらに広げ、人類が他の動物を凌駕して、現在のように繁栄した理由を探っていきます。しかも、よくあるように直立二足歩行や火を操る能力を重視するだけに留まらず、「ものを投げる能力」に着目。ものを投げられるようになった結果、遠く離れた場所に変化をもたらすことへの探究心が芽生え、それが人類の進化に多大な貢献をしたのだ、と続けます。
 この仮説を、人類進化の歩みから説き起こし、軍事テクノロジーや戦争戦術の変遷、さらにはロケットや惑星探査機といった宇宙開発の進歩へと、壮大なスケールで展開します。普通は同列に扱わない領域を大胆に横断する書きっぷりはまさにこの著者の面目躍如と言えましょう。

内容説明

いったいなぜ、人類はこんなにも繁栄したのか?本書はその理由として、直立二足歩行や火を操る能力とならんで、「ものを投げる能力」を挙げる。飛び道具を使って、遠く離れた場所に変化を生じさせることへの飽くなき探究心こそが歴史を形づくってきたのだ。人類進化の足跡から、戦争のスタイルと軍事技術の変遷、惑星探査や宇宙開発まで、壮大なスケールで描く画期的な人類史。

目次

なぜ人類はかくも繁栄したのか(直立二足歩行の出現―鮮新世)
第一の加速 ものを投げる、火を操る(「人の強さは投げるものしだい」―鮮新世と更新世;「地球を料理する」―更新世と完新世;「人類と動物界の大激変」―後期旧石器時代;飛び道具の発展―職人技からテクノロジーへ)
第二の加速 火薬(中国の不老不死の霊薬―火薬の起源;「火薬帝国」の誕生;機関銃・大砲・第一次大戦)
第三の加速 地球外空間と原子内空間へ(V‐2と原子爆弾;はるかなる宇宙へ)
第四の加速 ふたたび、地球へ

著者等紹介

クロスビー,アルフレッド・W.[クロスビー,アルフレッドW.][Crosby,Alfred W.]
1931年、ボストン生まれ。歴史学者。オハイオ州立大学、ワシントン州立大学、テキサス大学などで教職を歴任

小沢千重子[オザワチエコ]
1951年、東京生まれ。東京大学農学部水産学科卒。水産庁勤務などを経て、現在、ノンフィクション分野の翻訳に従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

イノ

23
最終の飛び道具はホモ・サピエンスの先祖が投げる石だっただろうし、未来の飛び道具は地球を脱出した人類が遠くから太陽系の最後の姿を眺めるロケットかも知れない。長くゆっくりと進む人類の飛び道具の歴史がほんの2、300年のうちに破滅的に人を殺す武器になり、更には宇宙進出の道具と成って行く姿を作者の情熱を感じながら楽しんだ。2017/06/25

SKH

8
副題に即し「サルが進化し、研鑽を重ね、宇宙へ」。2014/02/15

Teppei Tsujiyama

7
第2次大戦中にドイツ第三帝国で長距離ロケットミサイルが初めて実用化された。が、それによるイギリス人の死者より、ミサイル製造に携わった奴隷労働者の死者の方が多い。今、北朝鮮でもきっと同じような事態になっているような気がする。2017/06/25

電羊齋

4
本書では人類を、二足歩行し、ものを投げ、火を操る動物と定義。ものを的に向けて投げるという複雑な行為が、人類の抽象的な思考能力を発達させたという推論は面白い。そして、飛び道具というものが、戦闘と戦争の形態、ひいては人類のあり方そのものをいかに大きく変えて来たかを語る。飛び道具という角度から見わたした人類史。2016/04/20

左手爆弾

4
「投げる」「飛ばす」という行為から人類の発展を描いた本。300ページの本にしては、内容がぎっしり。面倒な部分もあるが、全体的にはよくまとまっている。訳者も指摘するように、飛び道具というものが戦争や戦闘の意識を大きく変えてしまった、という問題は非常に興味深い。投げたものについては意識が違うのである。火薬の登場が時代を大きく動かした、というのも様々な資料から検討されており、面白い。最期の宇宙の章はそれほど好きではないが。2012/06/16

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