耳の悦楽―ラフカディオ・ハーンと女たち

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耳の悦楽―ラフカディオ・ハーンと女たち

  • 西 成彦【著】
  • 価格 ¥2,310(本体¥2,100)
  • 紀伊國屋書店(2004/08発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 230p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784314009652
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「第55回 芸術選奨 文部科学大臣新人賞(評論等部門)」受賞!

女性たちの語りに圧倒されること・・・・・。
その喜びに打ち震えるひとりの男がいた。

ギリシアに生まれ、アイルランド、アメリカ、仏領マルチニーク、日本と渡り歩き、フォークロア収集にのめり込んだ文化横断者ラフカディオ・ハーン。異文化を貪欲に吸収するその創作活動の命綱は、民間伝承の語り部としての女たちだった。ハーンを介さないと聞こえてこない女たちの声に耳をすませながら、先駆的フェミニストとしてのハーン像を描く渾身の論集。


2004年掲載
朝日新聞10/12、読売新聞10/17、京都新聞10/10(共同配信)、週刊読書人10/19号、文芸春秋10/28号、赤旗新聞10/31、論座11月号

内容説明

ギリシャ、アイルランド、アメリカ、マルチニーク、日本…文化を横断する、耳の旅人ラフカディオ・ハーンその生きざまと『怪談』などの著作をとおして、19世紀の息づかいに触れる。

目次

1 語る女の系譜―ラフカディオ・ハーンの女たち
2 『怪談』を読む(「おしどり」とマゾヒズム;怪談浦島太郎;生者から死者に向けて―「向日葵」を読む)
3 ハーンと同時代作家(ザッヘル=マゾッホ偏愛;「南部文学」の世界性について―『チータ』を読む;書く女、語る女;エレン・ディーンの亡霊)

著者等紹介

西成彦[ニシマサヒコ]
1955年岡山県生まれ、兵庫県育ち。東京大学大学院博士課程(比較文学・比較文化)中途退学後、熊本大学文学部を経て、現在、立命館大学大学院先端総合学術研究科教授。ポーランドを中心とする東部ヨーロッパ、南北アメリカとカリブ海地域、日本と旧「外地」をそれぞれ複数言語使用地域としてとらえ、「国民文学」としてのではない文学史研究の可能性を追求している
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うちこ

6
今年のGWに熊本旅行をしたのをきっかけに読みました。 ラフカディオ・ハーンはギリシャで生まれ、39歳で日本へやって来る前に、アイルランド、イギリス、アメリカ、フランス領のマルティーニク島に住んでいた時期があります。最後は日本に帰化したけれど、その前にとても複雑な経歴を経ています。 こういうことって自分から知りにいかないと、日本贔屓の感覚で “日本の古き良き文化に気づいた人” という解釈をしてしまう。ラフカディオ・ハーンが小泉八雲になるまで、どんな視点を携えてきたのか。それをうかがい知ることができました。2022/10/17

kana0202

2
ハーンを巡って、耳と語りがどうなっているかを、縦横無尽に語る。最後の方は教養足りずで、流し読みしたが、語ることーこれは当然何層にもなっているーがいかに文学のなかで重要かということが思い知らされる。さらに国や時代にに固定されることなく、さまざまな知見あるいは憶測がちらりと披露されるところにおもしろみがある。他の本も読んでみようと思う。2022/03/30

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