出版社内容情報
9.11、アフガン、そしてイラク……なぜ、アメリカは迷走するのか―
現代世界で唯一の「帝国」と言われるアメリカ。その支配原理はいかなるものなのか? ローマ帝国、アラブ・ムスリム帝国、オランダ、大英帝国……「帝国」形態の変遷を跡づけながら、現代アメリカの野望と戦略を、大きなスパンの歴史的文脈の中で浮き彫りにしていく。グローバリゼーションや「対テロ戦争」といった極めて今日的な問題を考える上で有用な一冊。
週刊東洋経済7/3号「ネグリ、ハートの『<帝国>』に対して説得力のある批判をしているのが『資本の帝国』である。植民地がなくなった後、世界中が資本主義になった段階でそれまでの帝国主義とは違った新しい帝国の時代になったという議論はなるほどと思わせる」(経済評論家奥村宏氏)
2004年掲載
週刊東洋経済7/3号、奈良新聞8/8、週刊読書人8/27号、赤旗新聞8/15、読売新聞9/5、図書新聞11/6
内容説明
ローマ、アラブ・ムスリム、オランダ、スペイン、イギリス…「帝国」の系譜をたどり、資本主義の発達史を活写しながら、現代アメリカの野望と戦略、そしてその破滅的行く末を浮き彫りにする。
目次
第1章 経済的な権力の分離
第2章 所有の帝国
第3章 商業の帝国
第4章 新しい帝国
第5章 海外に拡張する経済の至上命令
第6章 帝国主義、グローバリゼーション、国民国家
第7章 「過剰な帝国主義」、終わりなき戦争
著者等紹介
ウッド,エレン・メイクシンズ[ウッド,エレンメイクシンズ][Wood,Ellen Meiksins]
1942年ニューヨーク生まれ。長年にわたり、カナダ・トロントのヨーク大学で政治学を教える。1984年から1992年まで『ニュー・レフト・レヴュー』の、1997年から2000年まで『マンスリー・レヴュー』の編集委員を務めていた
中山元[ナカヤマゲン]
1949年生まれ。思想家・翻訳家。万人のための哲学サイト「ポリロゴス」を主宰している
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感想・レビュー
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にゃんにゃんこ
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mikuriya
シベリア研修所