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シバの女王―砂に埋もれた古代王国の謎

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  • サイズ B6判/ページ数 429p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784314009331
  • NDC分類 228.6
  • Cコード C0022

出版社内容情報

『旧約聖書』に登場する伝説の女王を求めて

古代イスラエルのソロモン王宮殿を、空前絶後の黄金を携えて訪れたシバの女王の一隊。砂漠の彼方にあったという、シバの王国とは。シバ伝説に魅了された、考古学者でもある映像作家が、先人の発掘記録や現地の伝承をたどり、衛星写真を駆使した調査で、謎を推理していく‥‥‥


書評も掲載されました。日本経済新聞5/4「謎解きに挑みながら、冒険旅行の疑似体験を楽しみたい読者には格好の一冊と言えよう。」(東京大学教授 杉田秀明氏)


2003年掲載
日経新聞5/4、サンデー毎日4/27号、ムー7月号

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『旧約聖書』に登場する
   伝説の女王を求めて

古代イスラエルのソロモン王宮殿を、空前絶後の黄金を携えて訪れたシバの女王の一隊。
砂漠の彼方にあったという、シバの王国とは。
シバ伝説に魅了された、考古学者でもある映像作家が、
先人の発掘記録や現地の伝承をたどり、衛星写真を駆使した調査で、謎を推理していく・・・・
古代史のロマンに満ちた壮大なノンフィクション。


シバの女王とは
*エチオピアの人々は、自国の初代皇帝メネリクの母だと熱烈に信じている。
*北アラビアの部族の女性族長だった、と多くの考古学者は考えている。
*古代イエメンの伝説の女王ビルキースかもしれない。
*架空の人物で、多神教の女神アスタルテの化身だったかもしれない。

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Ⅰ シバの女王とその伝説
  1 東方の修道院
  2 「列王記上」第10章
  3 シバの歌
  4 砂漠の女王
  5 目は星のごとく輝きて
  6 女王に魅せられた者たち

Ⅱ ソロモンとシバを聖地に求めて
  7 おお、エルサレム!
  8 ソロモンを捜して
  9 ザビビとサムシ

Ⅲ 砂漠のオアシスに意外なシバ
  10 さらなる候補者たち
  11 カリフの命令

Ⅳ 香と香辛料の地への冒険の旅
  12 アラビアの彼方へ
  13 廃墟をたどりながら
  14 神聖で神秘な悦びの都
  15 石に刻まれた文字
  16 砂漠の秘密

Ⅴ シバの女王の権力と支配を明らかにする旅
  17 王たちの栄光
  18 聖都アクスム
  19 ジブチからのダウ船
  20 シルワへの道
  21 南風の館にて
  22 シバとソロモン

エピローグ シバの墓

  付録1 シバの名前
  付録2 悪魔のシバ
  付録3 錬金術とシバ


解説 なぜか気になる「アラビアの女王」・・・・・矢島文夫

内容説明

旧約聖書やコーランに記されるシバの女王の事蹟。シバ伝説はあるときは宗教的寓意として、また恋の物語として、ユダヤ教、イスラム教、キリスト教の三つの文明圏でさまざまな修飾と曲解をともないながら、今日まで生きている。が、その史実性をめぐっては、さまざまな憶測がなされてきた。本書は、シバの女王を捜しもとめ、世界各地の遺跡を訪ねた10年に及ぶ記録である。

目次

1 シバの女王とその伝説
2 ソロモンとシバを聖地に求めて
3 砂漠のオアシスに意外なシバ
4 香と香辛料の地への冒険の旅
5 シバの女王の権力と支配を明らかにする旅
エピローグ シバの墓

著者等紹介

クラップ,ニコラス[クラップ,ニコラス][Clapp,Nicholas]
1936年アメリカロードアイランド州生まれ。60もの映画賞を受賞したドキュメンタリー映画製作者。カリフォルニア大学、ナショナル・ジオグラフィック・ソサエティ、スミソニアン研究所で考古学の講義を持つ、著名な講師でもある。アッラーの怒りにふれて破壊されたという伝説の都市、「ウバール」遺跡を1992年に発見。その記録を綴ったノンフィクション『The Road to Ubar』(邦訳:『アラーが破壊した都市~砂漠の都ウバール発掘』朝日新聞社)が、ニューヨーク公立図書館のベスト25、全米図書館協会のノンフィクションのベスト10に選ばれ、Golden Quill Awardを受賞した。現在もイエメンを再訪する等、「シバの女王」調査を継続中。ロサンジェルス在住

矢島文夫[ヤジマフミオ]
1928年生まれ。旧制東京外語フランス科、学習院大学文政学部哲学科卒業。京都産業大学外国語学部教授、同国際言語科学研究所所長、宮城学院女子大学教授、同短大国際文化科長を経て、現在アジア・アフリカ図書館長。オリエントを中心とする言語学・文化史専攻

柴田裕之[シバタヤスシ]
早稲田大学理工学部建築学科、アーラム大学(アメリカ)心理学科卒業
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりお

11
シバの女王についての考察、そして女王に関連する遺跡を巡る著者の旅行記。聖書ではソロモンとの対面でしか語られない女王が史実に存在したかどうかを研究している。ほんの少ししか語られないが故に、謎に包まれた女王はあらゆる想像をかきたて創作される。エチオピアではシバの女王が国を治めていた、ある所ではビルキースと呼ばれ女王になるまでの話が語られている、人間とジンの間から産まれた、など、とても想像力あふれる話が多い。遺跡を巡る話では、エチオピアやアラビアを旅し、文化や争い絶えない情勢故に研究することの難しさを知る。2016/12/07

氷柱

7
832作目。2月20日から。ハードカバーということもあってのんびり読み進めていた作品。架空の人物(?)とされているシバの女王を追い求める作品。日本で言うところの卑弥呼・邪馬台国伝説に通じるものがあるのかもしれない。シバの女王についてよりも、彼女を探求する過程の方が余程興味深い。様々な土地を練り歩き、そして調査し、時には危ない目に遭いながらも各地を転々とする様に熱いものを感じる。是非実在していて欲しいと願ってしまう自分がいる。2022/02/27

sugiane

1
シバの女王の痕跡を追い求める旅?映画監督らしく考古学的にどうとかより旅行史のようでした。2010/04/02

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