なぜ牛は狂ったのか

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  • サイズ B6判/ページ数 302p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784314009133
  • NDC分類 645.36
  • Cコード C0040

出版社内容情報

毎日新聞6/9に書評掲載。「(プリオンについて)現在どこまでがわかり何がわかっていないのかを、広い視野を持つ研究者の眼でまとめている」評者:中村桂子氏
産経新聞6/23に書評掲載。「フランスの立場から狂牛病パニックを跡づけた好著。」評者:福岡伸一京大助教授。
朝日新聞7/21に書評掲載。「狂牛病問題を扱った中で、本書はなにより読みやすく、また著者の科学・医学と病気に対する姿勢に信頼感をおぼえた」評者:新妻昭夫恵泉女学園大教授。読売新聞8/4に書評掲載。「この不思議な病気の複雑な歴史が、的確にまとめあげられた好著である。」評者:金森修東京大学教授。


変幻自在なプリオンの
      「死の接吻」とは?

パスツール研究所・元所長による
      「狂牛病の真実」!!


プロローグ

1・・・羊たちの奇妙なめまい
2・・・分子と細菌
3・・・ミミズと狂犬
4・・・顕微鏡から見たスクレイピー
5・・・クロイツフェルト、ヤコブ、そして、その他の研究者
6・・・スクレイピーを実験的にうつす
7・・・山羊とマウスも
8・・・スクレイピーは自然伝染する
9・・・ファレ族のクールー
10・・・崩れ落ちた壁
11・・・真珠の首飾りから二重らせんへ
12・・・姿なきウィルス
13・・・悲劇の幕が上がる
14・・・確率は百万分の一
15・・・プリオン
16・・・一九八五年四月
17・・・死の接吻
18・・・自然発生説の仕返し
19・・・大きくなって死ぬ
20・・・悲劇の教訓
21・・・狂った、牛が?
22・・・牛から人間へ
23・・・牛から羊へ? 人間から人間へ?
24・・・変装の秘密
25・・・”敵”
26・・・”敵”は打ち負かされたか?
27・・・二〇〇一年
エピローグ

内容説明

“狂牛病パニック”のさなかフランスで出版され、「真実と嘘を見究めるのに不可欠」と評された本。三世紀におよぶ姿なきウィルスの正体を追跡する人間の物語を、ミステリー仕立てで描く。牛肉や牛乳を口にしても平気なのか?予防と治療の可能性は?いま何をなすべきか…といった問題にも真摯に答える。

目次

羊たちの奇妙なめまい
分子と細菌
ミミズと狂犬
顕微鏡から見たスクレイピー
クロイツフェルト、ヤコブ、そして、その他の研究者
スクレイピーを実験的にうつす
山羊とマウスも
スクレイピーは自然伝染する
ファレ族のクールー
崩れ落ちた壁〔ほか〕

著者等紹介

シュワルツ,マクシム[シュワルツ,マクシム][Schwartz,Maxime]
1940年フランスのブロワ生まれ。エコール・ポリテクニック卒業、パリ大学理学博士。パスツール研究所細胞生化学部門、ジャック・モノーの下で研鑚を積む。67‐69年にはハーヴァード大学のジェームズ・ワトソン研究室で研究。77年より現在までパスツール研究所分子遺伝学部門長つづいて細胞生理学部門長を務める。パスツール研究所教授。1988‐99年パスツール研究所所長

山内一也[ヤマノウチカズヤ]
1931年生まれ。東京大学農学部獣医学科卒業。国立予防衛生研究所、東京大学医科学研究所を経て、現在、日本生物科学研究所理事、主任研究員。東京大学名誉教授

南条郁子[ナンジョウイクコ]
お茶の水女子大学理学部数学科卒業

山田浩之[ヤマダヒロユキ]
学習院大学文学部フランス文学科卒業。翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

2
ふむ2022/08/16

Humbaba

2
原因がわかったからといって、目の前の問題が即座に解決されるわけではない。それでも、原因が解明されるのとされないのとでは受ける印象は大きく変わる。残念ながら一度広まってしまった感染はなかなか完治させることは困難だが、原因がわかっていれば次に似たような事態を引き起こすことは避けられるだろう。2014/06/02

krr

0
プリオン病(伝達性海綿状脳症)がどのようにして発見され、研究されてきたかがまとめられている。羊のスクレイピー病、人間のクールー病やクロイツフェルト・ヤコブ病、そして狂牛病など、異常プリオンによって引き起こされる病気全般について触れられている。潜伏期間の長さ、死体を原料とする危険性など、知らないことばかりだった。狂牛病は一時期日本でも話題になったが、最近は全く聞かない。日本での現状はどうなっているのだろう。2013/12/21

やご

0
おもしろかったですね。BSE(いわゆる狂牛病)、そして発病の原因が共通していると考えられているクロイツフェルト・ヤコブ病やスクレイピーの正体を探る研究者たちの苦闘を追ったもので、著者自身、フランスの研究者なのですが、その記述は学術書風ではなく物語的で読みやすく、ポピュラー・サイエンスの本として上質の部類に入るのではないでしょうか。2005/04/28

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