出版社内容情報
わずか四年間の限られた全詩業により,天才の名を冠せられる驚異の詩人・ランボー。その彼が突如,文学を棄て,南方をめざして去って行った沈黙の意味は何だったのか? 武器商人として灼熱の砂漠を彷徨する彼の全き沈黙こそ,己れの自己証明をアデンの太陽やエチオピアの蒼天に向って訴える饒舌ではなかったか。著者はこの沈黙の中に,逆説的に文学の根源を問う。
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