文化人類学叢書<br> ゴースト・ダンス―アメリカ・インディアンの宗教運動と叛乱

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文化人類学叢書
ゴースト・ダンス―アメリカ・インディアンの宗教運動と叛乱

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  • サイズ B6判/ページ数 302p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784314005142
  • NDC分類 389.53
  • Cコード C1330

内容説明

19世紀末のアメリカ合衆国。白人たちの「フロンティア」は西へ進行し、先住民たるインディアンのほとんどはいまや支配下におかれていた。旧来の生活様式を失い、不公正な行政に苦しむ彼らのあいだに、このとき一つの宗教が生まれる。やがてメシアが到来して、死んだ祖先たちを甦らせこの世を楽園として再生してくれる、その実現のためには、儀礼をおこない全員で踊りつづけなければならない―このような千年王国的な信念に支えられた宗教運動が、「ゴースト・ダンス」である。この運動がどのように展開したが、白人とのあいだにどんな軋轢をうんだかを、著者ムーニーは細胞の観察と綿密な取材調査にもとづいていきいきと描き出していく。

目次

第1章 失われた楽園
第2章 救世主ウォヴォカ
第3章 ゴースト・ダンスの教義
第4章 ロッキー山脈西部のゴースト・ダンス
第5章 ロッキー山脈東部のゴースト・ダンス―スー族のゴースト・ダンス
第6章 スー族の叛反―シティング・ブルとウンデッドニー
第7章 叛反の終結―南部におけるゴースト・ダンス
第8章 ゴースト・ダンスの儀式

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MIRACLE

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2点(5点)。米国中西部のアメリカ・インディアンの間で19世紀末に流行したゴーストダンスと、そのさなかに発生したスー族にたいする虐殺事件をまとめた本。ゴーストダンスとは、死者の蘇生(バッファローの頭数回復を含む)という予言と、それを実現するために彼らが行った儀礼の複合現象だ。作者は19世紀末のインディアンの状況を読者が知っているものとして、文章を書いている。そのためこの分野の知識がないと、つらい。2012/02/24

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