目次
第1部 自分の過去を知る(本当の自分を取りもどすために;いまの自分を知る;あなたの家族に何が起こっていたか ほか)
第2部 自分の癒しに向き合う(心の傷を表現する;グリーフ・ワーク;自分の新しい過去をつくる ほか)
第3部 新しい自分に出会う(自尊心をつくる;相手をできるだけ許す;新しい人間関係をつくるために ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
青蓮
58
ワーク自体はまだ途中なのですが、ざっと目を通しました。自分の受けた傷を直視することはとても辛いです。今は怒りより先に悲しみが前面に出て、泣いてしまいます。まだまだ傷は癒えそうにはないけれど、このワークブックを少しずつでも実践して、傷ついた自分を癒し、ありのままの自分を取り戻したいです。そしてより良い人間関係を築きたい。他人の意見に左右されず、また他人の顔色を窺うことなく、自分らしく振る舞えるようになりたい。ワークブックを通して、「私」を取り戻すために頑張ろうと思います。2015/07/25
牛タン
8
内容:1)自身の育った家庭環境での経験を振り返り、2)その当時傷ついた自分(インナーチャイルド)を呼び出して慰め、3)コミュニケーション方法を学ぶ構成。本の指示に従って作業を行い、その結果や感想を本に書き留めながら読み進めていくようになっている。感想:あまり涙は出ない体質なのだが、インナーチャイルドを慰めるグリーフワークでは自然と涙が出てきた。一通り読み終えて日常生活での人間関係のやりづらさが相当緩和されたように思う。また説明や指示がわかりやすく、精神的負荷の大きい作業についてはその旨が記してあり助かった2015/08/09
くろまによん
7
アダルト・チルドレンはどういったプロセスを経て回復するのか。それが学べた。実際にワークに取り組むのには物凄いパワーが必要だろうなあと思う。2014/02/26
虹
6
書き出す形式は初。今すぐには近くにうけたいカウンセラーがいないのでやるしかない。あったことを書き出すまでは本当につらい。止まってしまうのを防ぐならカウンセラーや自助を利用が早いかも(それも相性が重要になってきますが)今までいろんな本を読んでわかったつもりでも書き出すことでじっくり考えます。そこが違いました。わかったつもりでもまだまだ気づきがあった。やってよかった。ノートを作りました。カウンセリングをうけたみたいに文字で残っているのはすっきりした気分で不思議です。自分と向き合うことは自分を大切にすること。2017/04/21
まなまな
4
以前から気になっており、愛着障害の事例について学んだことを機に読んでみた本。私は読み物として手に取ったが、ワークブックである。しかし、読み物としても十分な量であり勉強になる。最後の方は健全なコミュニケーションを行うためのワークが載せられており、「私のこういうやりとりは不健全だったんだ」と思うこともあった。SSTやアサーションのために使うこともできそうだと思った。また、本書はアダルト・チルドレンを対象として想定しているが、最近話題の毒親や親ガチャの問題もそれらに通じると考えるため色々な人に読んでほしい。2022/11/10