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人物文庫
内山良休―そろばん武士道

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  • サイズ 文庫判/ページ数 382p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784313752771
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

四度の大火と大飢饉により困窮した越前大野藩を復興させるべく一人の経済武士が立ち上がった!内山七郎右衛門良休。「商術を学びたい」と特権階級である武士から商人となって米仲買や金融などを学び、藩直営店、特産品流通、蝦夷地開拓、藩校設立など斬新な改革で遂には八十万両の負債を完済。「出来ぬとはやらぬにすぎぬのだ」と常に前向きにダイナミックに生きた男の生涯を知る。

著者等紹介

大島昌宏[オオシママサヒロ]
1934(昭和9)年、福井市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒業後、広告会社に勤務し多くのテレビCMを手がける。92年、『九頭竜川』で新田次郎文学賞受賞。94年、『罪なくして斬らる 小栗上野介』(人物文庫)で中山義秀文学賞受賞。本格歴史小説の旗手として嘱望されたが、99年12月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スー

23
16福井県大野藩4万石は80万両の借金返済を行う為に財政再建政策を身分の低くそろばん侍と揶揄されている内山良休を中心に行っていく。藩主の土井利忠の絶大な信頼を得て藩主を含めた全員の知行を減らし特産品の開発や銅の増産や藩直営の店を大阪に出して商品を売り金融にも手を出して17年で完済そして海外との貿易と夢はふくらむが戊辰戦争が始まり難しい舵取りが求められる厳しい状況にさらされる。藩主利忠との強い絆と反対派を抑えながら経営そして小さな藩がいかにして生き残るかなど読み応えがあって楽しく読めました。2022/02/26

水戸

0
面白い! 藩の財政を立て直すだけの話かな、と思っていたのだけれど、後半は幕末動乱が関わってるけど外側の目で描かれていて、なるほどなぁ、と。官軍側・幕府側の物語とは違う見方が、面白かった。本筋の驚きの財政立て直し案、発想の自由さと生真面目さ、思慮深いけれども、決断した後の潔いほどの行動力は、本当に幕末に実在した人間なのかと驚くほど。ちょいちょい教科書に載るような名前があるのに、ニヤリとしました。あと、まさか軽く流していた前半の記述が、最後の最後で繋がりをもって出てくるとは……。私もこの方のように、頑張ろう!2014/09/19

ぼび

0
5/52018/04/25

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