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内容説明
古本にとり憑かれ、それらを心から愛してやまない一人の作家が明治、大正時代の資料探索の旅に出た。古書という名の果てしない大海原へ。押川春浪、新渡戸稲造、前田光世、『吾輩は猫である』の贋作、パロディ本、八甲田山雪中行軍の記録資料本…等々。著者の書棚の奥深くに眠るとっておきの珍本、奇本をここに一挙公開!古本への愛と情熱がぎっしり詰まった面白エピソード集。古書購入、資料探索における著者ならではの情報も満載。
目次
わが資料探索の日々
早慶戦を追跡せよ
江口書店のこと
明治の男たち
名作と盗作
スポーツ誌の謎にきりきり舞い
奇怪珍本とのめぐりあい
古典SF研究会のこと
今月買った本
幻の顔合わせ!?〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぽんずマニア
2
【再】私は古書自体には興味がないが、古書がテーマの小説やエッセイは好きだ。マニアやオタクの執念みたいなものには興味をそそられる。/この本の主なテーマは「古書」「SF」「野球史(それも明治時代)」という、全く興味ない分野が揃い踏みなのだが、独特の語り口と内容のおもしろさで、10年以上何度も読み返している本。ヨコジュンのぼやき節にはまります。2012/08/12
koishikawa85
0
横田順彌の本はこれが初めて。押川春浪への興味を軸に、野球などへ興味を広げていく。こんな古本の世界の広げ方があるんだなと面白く読んだ。2017/08/15
mustang
0
刺激される2002/04/14
h_hukuro
0
古本にまつわるエッセイ集。次から次へと研究(興味)対象が広がり関連本が増えていく様がよく分かります。研究目的なので買った本をほとんど読んでいるのも好感が持てます。ネットサーフィンだけで分かった気になれる現代人としては考えさせられます。2023/11/18