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内容説明
あなたのお母さんの愛し方は間違っていた!?「期待というやさしい暴力」はどのように子どもたちを傷つけてしまうのか。夫や子ども、家族のために自分を犠牲にする「よい母」こそが、アダルトチルドレンを生み出してしまうのはなぜなのか。母親のあり方をめぐって現代家族の問題を鋭く描き出した好著。
目次
第1部 相反するメッセージ(「良妻賢母」の呪縛;「やればできる」の落とし穴)
第2部 母親が子どもを支配するとき(あなたのことはママが一番よく知ってるのよ;感情操作の呪文)
第3部 母からの自立(支配する母の素顔;遅ればせの反抗期)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みゃーこ
45
生きていたら誰にでも当てはまる部分があるはずだ。アダルトチルドレンと言う概念は廃れてきた感が私にはあるのだがどうだろう。エネルギーが余っているのにやり場がなくてそれを子供に向けて子供を生き甲斐にするという生き方は昔からのやり口だったのではと思う。みんなどう生きていいのか迷いながら生きているのが娑婆世界なのだから。読んでいて面白いし他人や自分を分析することで開けていくこともあるかもしれない一冊。いろんなもやもやが言語化されて膝を打ち泣く箇所もあるだろう。2015/10/10
なお
18
良妻賢母にも子供を支配するという型の虐待がある。よかれと思っている事も子供からしてみれば重いだけ…作者の生きづらさもそういう呪縛からなると書かれている。2016/06/24
url
5
ほとんどが愚痴で半分くらいが繰り返しだった。けっこう前からこういう「支配的な母」が話題になってたんだなあ。毒になる親はこれからどう克服していくかも考えなきゃいけないから胃がキリキリしたけど、これは本当に愚痴かエッセイかってたぐいなので気負いしなくてすんだ。2015/05/25
laughmix
3
ブログの記事かと思った。2014/06/09
Luisa
2
ACに関する本は結構読んできたけど、この本はすごかった。 最初は古い本だから内容も古くて今に合わないかと感じたけど、途中から全部自分に当てはまって驚いた。 全部読むのは辛かったけど、最後のあとがきに救われた。 ACについて知りたい人にとってはかなり学びのある本。2021/10/20