内容説明
本書は、世界的に進んでいる科学技術の構造転換について、グローバルな状況を視野に収めつつ、日本の動向を描く。類書にない本書の特長は、将来あるべき状況についてのビジョンをもちつつ、現在進行中の歴史プロセスを読み解くことにある。それを科学技術の「現在史」と呼び、ひとつのモデルを構築することを目指した野心作である。
目次
第1章 冷戦時代からポスト冷戦時代へ
第2章 グローバリゼーションの中の科学技術
第3章 大学・研究機関の変革
第4章 地球環境問題と科学技術の変革
第5章 エネルギー技術の新展開と電力規制改革
第6章 インターネット・パラドックス
第7章 携帯電話の未来戦略
第8章 「食と健康」をめぐる科学技術
第9章 ゲノム科学技術への期待の高まり
第10章 科学技術とジェンダー
第11章 科学技術における市民セクターの台頭
著者等紹介
中山茂[ナカヤマシゲル]
神奈川大学名誉教授。Ph.D.
吉岡斉[ヨシオカヒトシ]
九州大学大学院比較社会文化研究院教授
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