西遊記〈第7巻〉三弟子、妖怪を取りおさむ

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784312010254
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

いつしか秋も過ぎ、冬も越して、またも緑の芽を吹く春の季節がやってきた。西へ急ぐ三蔵法師一行の行く手を、突然、嶮しい山がさえぎった。「山高ケレバ妖怪有リ」の諺どうり、そこには沢山の妖怪たちが待ちうけていた。女郎蜘蛛の化身、七仙姑の繰り出す蜘蛛の糸でぐるぐる巻きにされて吊されたり、大ムカデの化けた道士に騙され、毒を一服盛られて九死に一生の目にあったり、獅子と象と大鵬の魔物に捕らえられて、蒸篭むしにされそうになったり―一行は、次つぎと襲ってくる妖怪たちと戦いながら、苦難の旅を続けていく。ある時、三蔵が仏心をおこして、悟空の忠告も聞かずに一人の女を助けたために、その女、実は無底洞の女怪に三蔵法師はさらわれて、あわや童貞喪失の危機に…。

著者等紹介

邱永漢[キュウエイカン]
1924年台湾台南市に生まれる。1945年東京大学経済学部卒業。1946‐54年台湾・香港にて銀行員・貿易商など国際舞台の第一線で活躍。1954年日本に住む。1955年小説「香港」にて第34回直木賞を受賞。以来、作家・経済評論家・経営コンサルタントとして知名度が高く、また自分でも多数の会社を運営している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。