西遊記〈第6巻〉火焔山、芭蕉扇の闘い

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  • サイズ B6判/ページ数 232p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784312010230
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

炎暑きびしい夏もすぎ、秋風の立つ季節がやってきたというのに、蒸されるような暑さの火焔山に、三蔵法師一行はさしかかった。この山の炎は、翠雲山芭蕉洞に住む羅刹女の秘蔵の品、芭蕉扇であおげば、なんなく消えるという話を、悟空が聞きだしてきた。羅刹女は鉄扇公主ともいい、牛魔王の女房で、紅孩児の母親である。かくして、悟空・八戒と牛魔王、羅刹女、そして牛魔王の妾・玉面公主を混じえての芭蕉扇をめぐる死闘がはじまった。双方、十二変化の術を駆使して闘うが、いっこうに勝負がつかない。そこへ如来の仏兵、玉帝の天兵たちが助け太刀にやってきた。妖怪たちは、李天王の照魔鏡に正体を照らし出され、ついに降参する。牛魔王の正体は大きな白牛、玉面公主は狸だった…。

著者等紹介

邱永漢[キュウエイカン]
1924年、台湾台南市に生まれる。1945年東京大学経済学部卒業。1946‐54年台湾・香港にて銀行員・貿易商など国際舞台の第一線で活躍。1954年日本に住む。1955年小説「香港」にて第34回直木賞を受賞。以来、作家・経済評論家・経営コンサルタントとして知名度が高く、また自分でも多数の会社を運営している。現在、自らが主宰するHPにおいて毎日連載の「もしQ」を発信(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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