内容説明
気づかぬうちに自分の道を見失いがちな現代の人びとへ向けた静かな問いかけ。ささめやゆきが育んだイメージにみちびかれて、蜂飼耳がつむぎだす物語。
著者等紹介
蜂飼耳[ハチカイミミ]
1974年神奈川県生まれ。詩集に『いまにもうるおっていく陣地』(中原中也賞)『食うものは食われる夜』(芸術選奨新人賞)など
ささめやゆき[ササメヤユキ]
1943年東京生まれ。『ガドルフの百合』で小学館絵画賞受賞。『真幸くあらば』で講談社出版文化賞さしえ賞、『あしたうちにねこがくるの』で日本絵本賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雨巫女。@新潮部
14
《書店》王様になっても、不安なのですね、2011/09/13
楓 a
4
え?みんなイワンやん。2011/12/06
たがも
4
いつの間にか王様になったイワンのむすこのお話。このイワンのむすこは賢いのに、自分では考えてないからバカなのかしら。2011/10/22
ヒラP@ehon.gohon
3
さらりと読んでしまうと、なんだかポイントをつかめない深み をもった絵本だと思います。 イワンの育ちは、家族を失い、故郷を失い、孤児として育てら れたけど、才能を認められて、運にも恵まれて…。 でも、自分の意思を持つことも、意見を言うこともできなくて…。 この絵本で唯一意思を見せたのは、自分の息子に名前を付けただけのような気がします。 しかも自分と同じ名前を付けた思いはどうだったのでしょう か。 イワンの生き方に思いを語るには、人生経験が必要にも思いま した。2015/03/25
まい
2
4歳の息子には少し難しかったみたい。子供が生まれることで心が洗われ気持ちわかります。2011/11/13