内容説明
近年、大腸がんは、がん死の中で、女性は一位、男性で四位にまで増加した。腸の不思議の解明が、そのまま心身の健康への近道といっても、けっして過言ではない。脳とは独自な神経系をもった「セカンド・ブレイン」といえる腸の、ナイーブで重要な働きを、現場の専門医・研究者がわかりやすく解説する。セロトニンから、地中海型食生活の重要性まで、腸を大切にして長生きするための必読書。
目次
1章 腸の基本的な働き
2章 腸と脳
3章 セロトニンについて
4章 内臓感覚
5章 内臓感覚低下症
6章 脳腸相関
7章 ストレスと腸
8章 腸と癌
9章 腸と日常生活
著者等紹介
松生恒夫[マツイケツネオ]
1955年、東京生まれ。東京慈恵会医科大学卒業。医学博士。同大学第三病院内科助手、松島病院大腸肛門病センター診療部長などを経て、2004年、東京都立川市に松生クリニックを開業、院長に。現在までに三万件以上の大腸内視鏡検査を行ってきた斯界の第一人者で、地中海式食生活、漢方療法、音楽療法なども診察に取り入れ、効果を上げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takao
2
大腸がんはがん死で女性1位、男性4位だが、原因不明。腸は独自の神経系を持つ2017/06/17
ともたか
1
松生さんの本はこれで2冊め。 まじめに書きすぎていてちょっと難解。 でもじっくりと読めばようわかる。 頭だけでなく 腹も大切に。 もう一つ 歯も、歯臓説もあるようだし。2013/01/18
まいくん
0
腸セロトニンは、脳セロトニンとは相関がない。赤身肉は大腸癌の発生を促進する。ヨーグルトは乳酸菌を含んでいるが、動物性脂肪が潰瘍性大腸炎などの因子になる。だから低脂肪または無脂肪ヨーグルトがよい。グルタミンを含む青身魚の刺身に抗うつ作用がある。など付箋がたくさん付いた。2011/12/15