出版社内容情報
尊厳死、出生前診断、代理出産、臓器移植、デザイナーベビー……誰もが向き合うことになる「命」を巡る問題をイチから読み解く1冊。
【著者紹介】
1975年生まれ。作家・活動家。2000年、自伝的エッセイ『生き地獄天国』でデビュー。以降、プレカリアート問題を中心に執筆。『右翼と左翼はどうちがう?』『14歳からの原発問題』等、著書多数。
内容説明
安楽死・尊厳死、出生前診断、代理出産、臓器売買、デザイナーベビーetc。技術の進歩で広がる「命の格差」そして「選別」…「命」を巡る難問をやさしく読み解く1冊。
目次
序章 私たちは「命」の選択に迫られている(「自分は生まれてこないほうがよかったの?」;まるでSFのような「命」の世界 ほか)
第1章 あなたの命は誰のものですか?―山梨大学医学部教授・香川知晶さんに聞く「生命倫理」(頭を抱えてしまった10の問い;「不幸な子どもの生まれない運動」 ほか)
第2章 生きていてはいけない命なんてあるの?―川口有美子さんに聞く「安楽死・尊厳死」(「安楽死」「尊厳死」に対するイメージ;運動機能が全停止するALS ほか)
第3章 産まれてくる命を選んでいいの?―DPI女性障害者ネットワーク・米津知子さんに聞く「出生前診断」(新型出生前診断の衝撃;産まれる前の胎児を調べる ほか)
第4章 知らない誰かの精子から産まれた私―AID自助グループDOG・加藤英明さんに聞く「精子提供」(DI=非配偶者間人工授精とは;「父子関係はない」という検査結果 ほか)
著者等紹介
雨宮処凛[アマミヤカリン]
1975年、北海道生まれ。作家・活動家。2000年、自伝的エッセイ「生き地獄天国」(太田出版)を出版し、デビュー。以来、若者の「生きづらさ」についての著作を発表する一方、イラクや北朝鮮への渡航を重ねる。06年からは新自由主義のもと、不安定さを強いられる人々「プレカリアート」問題に取り組み、取材、執筆、運動中。最近では、反原発運動にも積極的に参加。07年に出版した『生きさせろ!難民化する若者たち』(太田出版)でJCJ賞(日本ジャーナリスト会議賞)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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