Kawade夢新書
日本人なら知っておきたい名家・名門―“由緒ある家柄”から日本史を読む方法

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  • サイズ 新書判/ページ数 195p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784309503363
  • NDC分類 288.2
  • Cコード C0221

内容説明

代々、名家・名門として権威と誉れを継承し、歴史のゆくえに大きな影響を与え続けた家々がある。彼らは、いかにしてその地位にのぼりつめたのか?また、どんな役割を果たし、その後どうなっていったのか?“華麗なる血脈”から日本史を俯瞰する書。

目次

プロローグ 名門中の名門「天皇家」と日本の実力者たちの系譜
1章 宮家―天皇家の血脈をまもり繁栄を支える家
2章 公家―政治の中枢で権勢を振るった雅なる貴族たち
3章 王朝文化を伝える家―学問、陰陽道、和歌…朝廷に愛された“異能家たち”
4章 神道と仏教の家―天皇や幕府による全国支配を支えた“要石”
5章 武家―源平から、戦国大名、徳川まで、武威で天下に名を馳せた勇将たち
6章 伝統芸能の家―能、歌舞伎、茶道…武家に重用された“日本のアーティスト”
7章 維新の功臣の家―「華族」とされた新制・日本の創設者たち
8章 財閥の家―三井、三菱、住友、安田…近代の日本経済を牽引した華麗なる一族
9章 戦後に生まれた名家―混乱期に己の実力で名を成した、政・財・学界のホープたち
エピローグ 「名門」の望まれる姿と日本人のこころ

著者等紹介

武光誠[タケミツマコト]
1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院博士課程修了。現在、明治学院大学教授。専攻は、日本古代史、歴史哲学。比較文化的視野を用いた幅広い観点から日本の思想・文化の研究に取り組む一方、飽くなき探究心で広範な分野にわたる執筆活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

邑尾端子

4
現代にも残る名家から日本史を読み解こうという趣旨の一冊。一般人向けのコラム集として、トピックを絞っている(例えば五摂家のなかで詳しく語られているのは近衛家のみで他の四家については殆ど触れられていないなど)ため総覧としては使えないが、読物としては面白い。「島根県の有力者の会合では、いまだに県知事よりも出雲国造の千家(せんげ)家当主の方が上座に座る」とか、話のタネには使えると思う。2014/10/07

とりふぃど

1
藤原氏、すげぇ…。初めて藤原一族に興味を持ちました。2009/02/15

Junichi Shimizu

0
ぎっちりかっちり読み込めば、きちんと知識になるんだろうが、どうも人が大量に1ページ内に登場すると脳が拒否反応を示す傾向がある。知る、というレベルまで見に付かず残念。2017/11/23

rbyawa

0
f011、宮家から始まってかつての親王から起こった家、武家である源氏や平氏などの系譜はちょっと読みづらかったんですが、公家の地位、それがどのように明治に変化したか。明治維新の元勲がどのような地位になったか、徳川家から出た分家の存在やその婚族の格の違いなど、現代にもつながっていますがこの辺は一旦明治で区切って説明。伝統芸能や陰陽師、有力神社や仏教に関しての人物は現代まで系譜があるもののみ、そういや出雲国造だけ出て来たんですが他には触れず、みたいな感じで略し方上手いなぁ。明治時代を踏まえるのにいい本ですかも。2015/01/26

shiaruvy

0
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