内容説明
代々、名家・名門として権威と誉れを継承し、歴史のゆくえに大きな影響を与え続けた家々がある。彼らは、いかにしてその地位にのぼりつめたのか?また、どんな役割を果たし、その後どうなっていったのか?“華麗なる血脈”から日本史を俯瞰する書。
目次
プロローグ 名門中の名門「天皇家」と日本の実力者たちの系譜
1章 宮家―天皇家の血脈をまもり繁栄を支える家
2章 公家―政治の中枢で権勢を振るった雅なる貴族たち
3章 王朝文化を伝える家―学問、陰陽道、和歌…朝廷に愛された“異能家たち”
4章 神道と仏教の家―天皇や幕府による全国支配を支えた“要石”
5章 武家―源平から、戦国大名、徳川まで、武威で天下に名を馳せた勇将たち
6章 伝統芸能の家―能、歌舞伎、茶道…武家に重用された“日本のアーティスト”
7章 維新の功臣の家―「華族」とされた新制・日本の創設者たち
8章 財閥の家―三井、三菱、住友、安田…近代の日本経済を牽引した華麗なる一族
9章 戦後に生まれた名家―混乱期に己の実力で名を成した、政・財・学界のホープたち
エピローグ 「名門」の望まれる姿と日本人のこころ
著者等紹介
武光誠[タケミツマコト]
1950年、山口県生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院博士課程修了。現在、明治学院大学教授。専攻は、日本古代史、歴史哲学。比較文化的視野を用いた幅広い観点から日本の思想・文化の研究に取り組む一方、飽くなき探究心で広範な分野にわたる執筆活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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