河出文庫<br> 「人間」を超えて―移動と着地

河出文庫
「人間」を超えて―移動と着地

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  • サイズ 文庫判/ページ数 279p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309472607
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0136

内容説明

エイジズム(高齢者差別)とセクシズム(性差別)が蔓延するこの社会の中で、人はいかに生き、いかに「老い」を迎えるべきか―。「老い」「セクシュアリティ」を中心テーマに、四十歳を間近にした女性社会学者と六十歳を目前にした哲学者が、十八回にわたって交わしたラディカルな往復書簡。切り離すことのできない「老若」と「男女」の問題の深層を探る刺激的な快著。

目次

〈人間〉を超えて
ライフ・サイクル変相
アラビア海の落暉
夏の終わりに
老いのセクシュアリティ
逆光からの照射
子どもの時間
現実との生命的接触
多極化する自我
自由のなかの不自由
時代の気分は老人性
カオスは3
〈着地〉する思想
移動する境界
「いま・ここ」にないものへ
哲学的還暦
〈デカルトの脚注〉という意味〔ほか〕

感想・レビュー

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Masa

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1989年刊行というから丁度30年前。というから昭和から平成に代替わりの年。そして当時中村氏60歳、上野氏40歳。中村氏は2017年に死去されたが、上野氏は今年の東京大学入学式の祝辞が話題になっている。そんなことで積読になっていた本を引っ張り出した。往復書簡や対談形式本は両者の会話について行けなった段階で、取り残され感が辛く、無知を恥じ入るばかり。2019/09/19

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