内容説明
身内の死に接し、自分の死を思うにつれ、人は誰しも死とはどういうことなのかを知りたがる。外科医として「実に多くの死を見てきた」著者が、われわれの大半を襲ういくつもの死の病を取りあげ、赤裸々に描き出した、死にゆく人間がかならず体験する普遍的な過程。いたずらに延命策を施す現代医療に警鐘を鳴らし、全米に衝撃と感動を与えた大ベストセラー。全米図書賞受賞作。
目次
1 締めつけられる胸
2 ハートはどうして働かなくなるか
3 七十歳にてわれ死なむ
4 高齢者の死への入口
5 アルツハイマー病
6 殺人と精神の安らぎ