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河出文庫
NOVA〈9〉―書き下ろし日本SFコレクション

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  • サイズ 文庫判/ページ数 443p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309411903
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

内容説明

日本SF草創期を支えた第一世代作家から、2010年代デビュー作家までの11人が集う、最新の日本SF短編集。

著者等紹介

大森望[オオモリノゾミ]
1961年、高知県高知市生まれ。京都大学文学部文学研究科卒。翻訳家、書評家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

亮人

22
まずは次の巻でNOVAシリーズが終了となるのが残念でならない!高水準のSF短篇の数々で楽しい企画だったのに。本書では、まず眉村卓の未だ現役ばりばりの独特の投球に驚嘆。あとは噂のメロン熊が本当にマジメに宇宙で活躍してて笑った!宮内悠介のスペース金融シリーズの面白さも安定しており素晴らしい。斉藤直子や田中啓文の脱力系の笑いを織り交ぜた本格SFもナイス。森深紅の異色SFと小林泰三の本格バイオSFも高水準。でも一番のお気に入りは、扇智史の拡張現実もののSFだったりする。なんたって、京都と百合!!!2013/04/07

キキハル

21
今作もみっしりと詰まっていました。お客様サポートセンターの大変さに同情し、織田信長と秀吉の最期の姿に驚き、代理母から種族の母となる話には考えさせられた。深夜会議のループに恐怖し、検索ワード異次元なんて絶対に検索しないぞと叫んだあとは、メロン熊登場に胸騒がせた。最後は青春ログ炸裂ほんのり百合風味で。特にギャグの田中啓文、ホラーの片瀬二郎、小林泰三、宮内悠介は何を読んでもOK! 残念なことに次の10巻目で一応の区切りをつけるそうだ。執筆陣も豪華なので楽しみに待ちたい。2013/03/15

けいちゃっぷ

8
3冊のアンソロジーを取っ替え引っ替え読んでたが、ようやく読了。 しかしまだ長編を読む気にならないが困ったな。 巻頭作を読んでからだいぶ時間が経ったので、どれもそれなりに面白かったはずだが印象が薄い作品が多い。 つまり読んだ端から忘れていくわけですね。 『NOVA』も次で一区切りらしいが、十分楽しませてもらいました。 次はどういう形になるか分からないが、電子書籍のみというのは勘弁してもらいたいな。 今のところ電子書籍に手を出す気にならないから。 448ページ2013/01/28

スターライト

7
私的お気に入りは、「ラムネ氏ノコト」。虚実とりまぜた手腕は巧みで、どこまでが歴史上の出来事で、どこからが作者のフィクションが、ただでさえ科学にうとい僕には判別しがたいが、そんなことは横に置いてても大丈夫なぐらい面白かった。田中啓文「本能寺の大変」は、作者にしては珍しくシリアス路線かと思ったが、タイトルがダジャレなのにそういうわけではない。田中氏らしい作品。トリの扇智史「アトラクタの奏でる音楽」は、ARの発展した社会風俗の一エピソードなのだが、共感が難しかった。2014/02/24

ヴィオラ

7
この前司書つかささん(の相方さん)にお土産でもらって初めてその存在を知った「メロン熊」。今回、まさかの「メロン熊SF」に、これがいわゆるシンクロニシティか…と、一人で暫しニヤニヤ(*^-^)次巻でもって、この貴重なノンテーマアンソロジーが姿を消してしまうのか…Σ(T□T)誰か後を継いで続けてもらえないものか?2013/01/18

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