河出文庫
新教養主義宣言

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  • サイズ 文庫判/ページ数 331p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784309408446
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

「日本的四畳半ウサギ小屋的せまさ」に行き詰まっている現実も、ちょっと物の見方を変えれば可能性に満ちている。文化、経済、情報、社会、あらゆる分野をまたにかけて、でかい態度にリリシズムをひそませた明晰な日本語で、いま必要な新たなる“教養”を読者の脳裏にたたき込む。二十一世紀の日本人必読の書。

目次

1 人間・情報・メディアを考える(情報処理で世界は変わるか?―二十一世紀の生産性向上にむけて;生物としての限界を超えた自由を夢見て―スタニスワフ・レム『虚数』序にかえて ほか)
2 ネットワークと経済を考える(消費税を七%に上げよう!―スーパー・アクロバチック不景気脱出策;メディアと怪談とインターネット ほか)
3 ぼくたちの文化のあり方を考える(フリー翻訳マニフェスト―プロジェクト杉田玄白について;日本文化のローカル性を超えるために―青空文庫から読みとれるもの ほか)
4 平和・人権・民主主義―社会システムを考える(平和の危険性と戦争の効用;権利はただのお約束にすぎない ほか)
5 「おもしろさ」の秘密について考える(セックスは消滅するか?;おもしろさを伝えることのむずかしさについて ほか)

著者等紹介

山形浩生[ヤマガタヒロオ]
1964年、東京生まれ。東京大学大学院工学系研究科都市工学科およびマサチューセッツ工科大学大学院修士課程修了。大手シンクタンクに開発コンサルタントとして勤務の一方、経済、文化、コンピュータなど幅広い分野で執筆、翻訳を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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