骨から見る生物の進化

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  • サイズ A3判/ページ数 287p/高さ 30X31cm
  • 商品コード 9784309252179
  • NDC分類 487
  • Cコード C0045

出版社内容情報

世界初!骨だけの写真集。日本初上陸です。
とにかくすごい!フランスの自然史博物館に所蔵されている現生動物のすべての骨をコンピューターグラフィックを使わずに組み立て、撮影したはじめての本。化石はあくまでも「あまりにも少ない偶然の発見」であって、それを調べたところで「進化論」を語るにはあまりにも情報が少なすぎて危険すぎる。なぜ、我々はここにいて、何処に向かうのかは今の人間を含む現生動物の骨を詳細に見つめることでわかることも多い、というのが著者の根本の考え方だと思います。そういう意味では今までの生物学や考古学といった常識を考え直し新しい進化の歴史をみつけることの出来る革命的な一冊です。

内容説明

複雑で優雅な動物の骨格を、高精度印刷で鮮やかに再現。写真資料としては前例のない約200点の現生脊椎動物を収録。由緒あるフランス国立自然史博物館などの収蔵標本を厳選。化石だけでは分からない進化論の体系的な最前線。さまざまな分野で利用が期待できる基本図書。

目次

第1章 体の構造
第2章 種の誕生
第3章 誘惑と淘汰
第4章 進化の手直し
第5章 環境の力
第6章 進化の時間
付録

著者等紹介

パナフィユー,ジャン=バティスト・ド[パナフィユー,ジャンバティストド][Panafieu,Jean‐Baptiste De]
1955年生まれ。自然科学の教授資格と海洋生物学の博士号を持つ。ガリマール・ジュネス、ミラン、ナタンの各出版社より、科学の解説書を多数発表している。ドキュメンタリー・フィルムの監督および脚本家としても活躍している

グリ,パトリック[グリ,パトリック][Gries,Patrick]
1959年生まれ。ベルギー高等師範学校を卒業後、アメリカで写真の専門教育を受ける。1992年にパリに移り、デザインと現代美術の仕事に携わる。おもに美術の出版物を手がけ、カルティエ財団を始めとして、ケ・ブランリー美術館や重要な個人コレクションの仕事にも参加している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジョニーウォーカー

8
図書館本。一度にこれほど多くの種の骨格を見たのははじめてだ。カメの骨格は面白い。シカの骨格は恐ろしい。オットセイの骨格は可愛い。ジャコウウシの頭蓋はモーツァルト。ワニの骨格は意外なところまで骨。ナマケモノの骨格はダサい。シャチの骨格は恐竜。ウーリーモンキーの頭蓋はほぼ人間。イッカクとヘビの骨格は芸術。すべての写真をモノクロにしたのは正解。2009/04/29

姉勤

7
美し。フラットな闇をバックに浮かび上がるモノクロな骨格標本。フォルムと晒された清潔感。解説される、生物の進化と退化、そして特化。カテゴリーとしては学術にはいる本書は、美術書としても十分。2013/11/16

ふう

6
自分が過剰に感じているとわかってはいるが、それでもやっぱりこの静かで壮大な存在感に圧倒され、またも「うわーすげーなぁ」と呟きながらページをめくる。いやはや骨のなんともダイナミック&エロティックなこと(おいおい)。ただ写真を見るだけでもその凄さは感じられるはずだが、進化についての解説部分も結構あって見応えも読み応えも十分。巻末の脊椎動物の系統発生図だけ見てても飽きないっす。2014/10/23

kubottar

6
骨の写真集。パラパラと写真だけ見ましたが躍動感がすごい2011/11/26

テキィ

6
モデリングしたくなる2010/09/23

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