俺たち訴えられました!―SLAPP裁判との闘い

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  • サイズ B6判/ページ数 271p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309245133
  • NDC分類 327.2
  • Cコード C0036

出版社内容情報

都合の悪い意見や批判を封じるための嫌がらせ訴訟(SLAPP)が横行している。その被告=被害者となったジャーナリストたちが、SLAPP裁判の実態や名誉毀損訴訟の問題点を検証する。

内容説明

都合の悪い意見や批判を封じるための嫌がらせ訴訟(SLAPP)が横行している。その被告となったジャーナリストたちが、SLAPP裁判の実態や名誉毀損訴訟の問題点を検証。嫌がらせ裁判の対象は、言論界だけでなく一般にも広がっている。

目次

第1部 マングローブ裁判篇(マングローブ裁判の実害とは?;訴えられるとわかっていて、なぜ記事を書くのか? ほか)
第2部 オリコン裁判篇(オリコンとの因縁は『AERA』の記事が発端だった;雑誌『サイゾー』からのコメント取材の経緯 ほか)
第3部 総括篇(マングローブ裁判の途中経過;オリコン裁判の途中経過 ほか)
第4部 矢田次男弁護士に聞く 訴える側の理屈(名誉毀損の被害は目に見えない;「表現の自由」と「名誉権」との衝突 ほか)

著者等紹介

烏賀陽弘道[ウガヤヒロミチ]
1963年、京都府生まれ。京都大学経済学部卒業後、朝日新聞社に入社し、三重県津支局、愛知県岡崎支局、名古屋本社社会部、『AERA』編集部などを経て、2003年に早期定年退社。1992年にコロンビア大学国際関係大学院に自費留学し、軍事学で修士号を取得

西岡研介[ニシオカケンスケ]
1967年、大阪府生まれ。同志社大学法学部卒業後、神戸新聞社に入社し、阪神淡路大震災や神戸連続児童殺傷事件などを取材。その後、『噂の眞相』『週刊文春』『週刊現代』の記者を経て、現在はフリー。著書『マングローブ―テロリストに乗っ取られたJR東日本の真実』で講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tegege

2
名誉棄損裁判で勝つには重要な論点がある・・・!弱い者いじめ裁判の恐ろしさをレポートするだけでなく、裁判での闘争手法や裁判官への疑問符に気づける点でも、良書。2011/05/28

mustache

1
日本では裁判を受ける権利が憲法で万人に保障されている反面で、大企業や団体などが反対意見を封じ込めるために起こす恫喝的な訴訟(SLAPP訴訟)の重大な問題性については、あまり関心が払われていない。SLAPP訴訟で狙い撃ちされた二人のフリー・ジャーナリストが、自らの体験に基づいて問題をあぶり出し、言論人だけでなく、企業の犯罪を勇気を持って内部告発した人や、不動産開発業者の開発計画に反対する市民などにまで、その犠牲が広がっている状況を告発する。日本の民事訴訟法にすっぽり空いた抜け穴を見事に描いてみせた良書。2016/06/16

鈴と空

1
「SLAPP」という言葉自体、これを読むまで知らなかった。しかもそれが、メディアだけでなく一民間人にもいつ降りかかるかもしれない問題だとは。2010/08/11

onepei

0
新聞と週刊誌の違いのところは興味深かった。2010/04/18

あまたあるほし

0
言論をなんのために守るのか考えさせられます。2010/03/16

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