不逞老人

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  • サイズ B6判/ページ数 231,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309244853
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0010

内容説明

永遠の「不良少年」鶴見俊輔、その思想の根底をつらぬくものを語る。四〇年以上共に歩んできた黒川創を相手に、いまこそ語った言葉と証言。好評NHK教育テレビ「鶴見俊輔―戦後日本、人民の記憶」(ETV特集)での座談、その全容。

目次

序章 ぼんやりしたまま、消えるだろう(自分の中に永遠がある;人生の目的地;他人を偉大と感じる快楽;まだ、子どもとして生きている)
1 敗戦からの未来へ(敗戦のラジオと向き合って;原爆を知りはじめたとき;「もてあそばれた」場所からのまなざし;「科学」が人間を通り越した時代に;「くに」は日本か;取り違えられた客観性;丸山眞男の被爆という経験;経験と語りのあいだに)
2 不良少年として立ちたかった(悪人として生きてきた;正義から逃げる;父には勝てなかった;時には、裏切ることも必要;エロスに捕らえられて;姉、和子と私;学問の後背地)
3 民話をつらねる(共同研究という方法;アナキズムの国家論;人民の記憶;ハンセン病に向き合って;敵に敬意をもてるか;活動を続けさせたもの;家族から外へと根をはるもの)

著者等紹介

鶴見俊輔[ツルミシュンスケ]
1922年生。思想家。ハーヴァード大学卒業。雑誌「思想の科学」発行の中核を担い、ベ平連など社会運動にも携わる。評論も多く、その対象は、社会問題から小説、大衆芸術までと幅広い

黒川創[クロカワソウ]
1961年生。作家、評論家。幼いころから鶴見俊輔と交流がある。「思想の科学」、編集グループSUREなどでの活動も共に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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