出版社内容情報
現代に生きる「普通人」の視点から、誰にでもわかる言葉で「政治思想」を語る――活況を呈した連続公開セミナーの記録。
内容説明
貧困、労働、民主主義、天皇、右翼/左翼、ナショナリズム、アジア主義…現代に生きる「普通人」の視点から、誰にでもわかる言葉で「政治思想」を語る。
目次
「蟹工船」ブームをめぐって(雨宮処凛;高橋源一郎)
「民主主義」的管理主義と管理社会(鎌田慧)
昭和天皇をめぐって(福田和也;原武史)
戦後日本と右翼(鈴木邦男;原武史)
反貧困の政治思想(湯浅誠)
現代若者のナショナリズム(北田暁大)
アジア主義、その思想と系譜(中島岳志)
著者等紹介
原武史[ハラタケシ]
1962年、東京生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、日本経済新聞社に入社、昭和天皇の最晩年を取材。東京大学大学院博士課程中退。現在、明治学院大学国際学部教授・同付属研究所所長。専攻は日本政治思想史。著書に、『昭和天皇』(岩波新書、司馬遼太郎賞)、『滝山コミューン一九七四』(講談社、講談社ノンフィクション賞)、『「民都」大阪対「帝都」東京』(講談社、サントリー学芸賞)、『大正天皇』(朝日選書、毎日出版文化賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さえきかずひこ
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鈴木邦男、湯浅誠、北田暁大、中島岳志の項がなかなかおもしろかった。人選にまとまりは無いけれど、現代の諸問題にアプローチする入門書としては読みやすいし、よいのではないか。2010/05/24
おびゃら
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「政治思想」というが、下位所得の人たちにスポットを当てすぎているような気がする。これから右寄りの勉強をしていきたい人にオススメ。2010/03/30
manmachine
0
ラインナップに統一性がなさすぎる。2009/09/23
mazu
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自分のことで手一杯なのになんで「ナショナリズム」を考えなければいけないのか。なんでナショナリズムと関係があるのかまったくわからない。生きることができないということを実感できない、想像できない私には理解できないことなんだろうか。2009/07/12