出版社内容情報
コミカルな絵を楽しんでいるうちに、アッというまに生きた経済の仕組みがわかってしまう、大人も子供も一緒に楽しめる、すばらしい魔法の絵本!
【著者紹介】
L・アームストロング (アームストロング,L)
ニューヨーク市生まれ。著書に『レモンをお金にかえる法』『続 レモンをお金にかえる法』『戦争を平和にかえる法』(いずれも河出書房新社刊)。
B・バッソ (バッソ,B)
ブルックリン生まれ。手掛けた挿絵に『レモンをお金にかえる法』『続 レモンをお金にかえる法』『戦争を平和にかえる法』(河出書房新社刊)がある。
佐和 隆光 (サワ タカミツ)
和歌山県高野山生まれ。東京大学経済学部卒業、同学部助手を経て、京都大学教授。計量経済学、統計学専攻(経済学博士)。著書に『経済学の世界――アメリカと日本』『経済学とは何だろうか』など。
内容説明
レモネードの売店から、一歩もはなれずに、ルイズ・アームストロングは読者を、あっというまに経済学の世界に巻きこんでしまいます。レモンと砂糖と水を原料としてレモネードという製品をつくることにはじまり、市場価格、初期投資、資本貸付けから、さらには労働がわの不満に発する経営のつまずき、すなわちストライキ、ボイコットから交渉、調停へとすすみ、競争、価格戦争、利益の減少にまでいたります。さいごに、ヒロインの若い企業家は、合併をなしとげ、資産を流動化してから、すてきなバカンスをたのしみます。ルイズ・アームストロングのこっけいなようで的確なテキストと、ビル・バッソの痛快きわまる絵のドッキングに笑いころげているうちに、読者は経済学と私企業の重要な課題を学びとれるというしかけです。さあ、たのしい“べんきょう”の、はじまり、はじまり。
著者等紹介
アームストロング,ルイズ[アームストロング,ルイズ][Armstrong,Louise]
ニューヨーク市に生まれる。フレンズ・アカデミーやハンター大学付属高校など、いくつかの学校に通ったあと、パリで音楽を学ぶ。その後、週末にはマンハッタン島周遊船のツアーガイドをしながら、広告のコピーライターとして才能を発揮。彼女のガイドはとてもユニークで、乗客にとても人気があったとか。初めて書いた本は、『お子さまのためのフロイト入門』という愉快な本。ほかにも、若者や大人向けの数多くの著作がある
バッソ,ビル[バッソ,ビル][Basso,Bill]
ブルックリン育ち。工芸高校を卒業して、大学に一年在籍した後、イラストレーターの助手を4年務める。本業はイラストだが、漫画家としても活躍。現在はニュージャージー州に住む
佐和隆光[サワタカミツ]
本職の京都大学研究所所長のほかに、いくつかの政府審議会の委員を兼任。とくに環境と経済のかかわりについて、積極的な著述活動を繰り広げている。もともとは、数学・統計学を駆使する計量経済学を専門としてきたが、最近では、活動領域の幅を広げて、日本経済の現状と課題、グローバリゼーション、そして子供の経済教育などについても論陣を張っている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。