シリーズ・道徳の系譜
黄昏の哲学―脳死臓器移植・原発・ダイオキシン

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784309242293
  • NDC分類 404
  • Cコード C0010

内容説明

脳死臓器移植が既成事実化し、生命のリレーという美名のもとで人体の商品化が刻一刻と進行していく。科学技術は私たちをどこに連れて行こうとしているのか。

目次

第1章 暮れなずむ科学技術(科学技術の転換に向けて(高木仁三郎氏との対話)
科学技術・哲学・思想を語る―死をめぐる闘い(小泉義之氏との対話)
「臓器移植法」施行後初の脳死・臓器移植実施に伴う緊急インタビュー)
第2章 事件としての科学技術(科学時評(一九九九‐二〇〇〇)
脳死・臓器移植の現在)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マイケル

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本書では原発問題など色々な問題を取り上げていますが、一番驚いたのは、脳死体の利用方法として書かれた、将来、女性の脳死体を出産装置として利用する話。すなわち、体外受精で受精させ、遺伝子診断を経た”安全な”受精卵だけを、脳死者の子宮に戻して出産させる方法。脳死がヒトの死だとすると、死体の母親から産まれたということになってしまうが、あまりにも恐ろしいことだと思います。2018/04/02

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