西の風・南の風―文明論の組みかえのために

西の風・南の風―文明論の組みかえのために

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  • サイズ B6判/ページ数 359p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784309230269
  • NDC分類 389.04
  • Cコード C0010

内容説明

アフリカ、ヨーロッパ、日本。内なる“異郷”から異なる三文明の深層に深くわけいることによって、転換する世界への新たな展望を提示する。

目次

文化の三角測量のために
なぜ「未開」概念を問題にするか
身体技法の技術的側面
文化人類学と音楽
黒人アフリカの“肖像”
昔話における人間と動物
記録すること、表現すること
言説のなかの歴史・歴史のなかの言説
文化とリズム
声―栄光と悲惨
聞えてくる音
「はい」と「いいえ」のあいだ
たたく
笛ことば
喩の世界
見ることと聞くこと
ことばの音楽化・音楽のことば化
歴史の表象
ブラジルの「紐文学」
チーズの型木
画家とモデル
歴史のなかの社会・社会のなかの歴史
声の表現にとっての日本語
声による伝え合い
もう一つの“南蛮”時代
石田英一郎

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

2
日本、フランス、西アフリカに住んだ著者の文化比較論集。「文化の三角測量」を考え、異なる三つの文化を相対化することで、初めてその国々を「発見」することができるのだと著者は語る。欧米中心主義の研究体制が、各国の多元的なシステムの原理を把握するのを邪魔しているのには合意。2010/12/30

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