出版社内容情報
21世紀初頭のモスクワで世界の再生を目指す謎の集団。氷のハンマーで覚醒する金髪碧眼の男女。世界的な評価の高い作家の代表作。
【著者紹介】
1955年ロシア生まれ。コンセプチュアリズム芸術運動に関わったのち、83年『行列』で作家デビュー。「現代文学のモンスター」の異名をとる。主な作品に、『ロマン』『青い脂』『氷3部作』、短篇集『愛』など。
内容説明
2000年代初頭のロシア―酒とドラッグに溺れるモスクワ大学の学生ラーピン、売春で日銭を稼ぐ愛くるしいブロンド娘ニコラーエワ、極上のスーツを身につけた知的な中年男ボレンボイム。金髪碧眼の一味に捕らわれた彼らの胸に青い氷のハンマーが振り下ろされる。そして彼らは不思議な「真の名」を語りはじめる。戦争と虐殺と謀略の20世紀を舞台に、「原初の光」の再生を目指すカルト集団の物語―。現代ロシアのモンスターによる“氷三部作”、エピソード2より刊行開始!!!!
著者等紹介
ソローキン,ウラジーミル[ソローキン,ウラジーミル] [Сорокин,Владимир]
1955年ロシア生まれ。70年代後半からモスクワのコンセプチュアリズム芸術運動に関わる。83年、当時のソ連を象徴する風景を戯画化した作品『行列』を発表し、欧米で注目を集める。2010年に『氷』でゴーリキー賞受賞。英語圏などでも高く評価され、2014年国際ブッカー賞最終候補
松下隆志[マツシタタカシ]
1984年生まれ。北海道大学大学院文学研究科博士課程。第4回(平成25年度)日本学術振興会育志賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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