出版社内容情報

1987年のインタビュー集。デュラスが自らの生涯と作品を網羅する形で語り、作家の作家自身による解説書ともいえる貴重な一冊。

【著者紹介】
1914-1996 仏領インドシナに生れる。今世紀最大の女流作家。『愛人 ラマン』で、フランスで最も権威のある文学賞のひとつであるゴンクール賞を受賞。『モデラート・カンタービレ』『インディア・ソング』等、多くの傑作を残した。

内容説明

ヴェトナムでの幼少期に始まるその生涯と、多岐にわたる創作活動を初めて網羅的にまとめたインタビュー集。デュラス愛読者には、作家自身による貴重な作品解説であり、デュラス初心者には、デュラスによるデュラス入門書といえる一冊。

目次

幼年期
パリ時代
ひとつのエクリチュールの道程
テクスト分析のために
文学
批評
登場人物のギャラリー
映画
演劇
情熱
ひとりの女
場所

著者等紹介

デュラス,マルグリット[デュラス,マルグリット] [Duras,Marguerite]
1914~1996。仏領インドシナのサイゴン近郊に生まれる。何度かフランスへの一時帰国ののち、1933年19歳で最終的にヴェトナムを離れ、パリ大学法学部に入学する。ドイツ占領下の43年、初の小説『あつかましき人々』を発表。その後、話題作を次つぎと発表する。84年『愛人ラマン』がベストセラーとなり、ゴンクール賞を受賞。シナリオや戯曲、みずから監督した映画作品も数多い

北代美和子[キタダイミワコ]
1953年東京生まれ。上智大学大学院外国語学部言語学専攻修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

コニコ@共楽

20
デュラスのインタビュー集を読んでみる。小説を書くだけでなく、映画の脚本や戯曲もずいぶんと書いているとはまったく知らなかった。まだ観てはいないが、有名な映画「雨のしのび逢い」(原作「モデラート・カンタービレ」)や「二十四時間の情事」(原作「ヒロシマ・モナムール」などが、デュラス作品の映画化だったことを知る。また、フランスを代表する作家ユルスナールと比較され、デュラスは彼女のことをライバル視していたことも窺えた。なぜ書くのか?「どうして書かずにいられるか、まさにそれがわからないのよ。」という答えに圧倒される。2021/03/17

PukaPuka

1
デュラスは手強いな。作品をもっと読んで映画を見てから、本書の再読必要。2021/02/18

世界史

1
頭の良いクソ婆ァはおもしろい2015/01/26

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