食べることも愛することも、耕すことから始まる―脱ニューヨーカーのとんでもなく汚くて、ありえないほど美味しい生活

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  • サイズ A5判/ページ数 290p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309206066
  • NDC分類 611.98
  • Cコード C0098

内容説明

汚くて際限のない創造的営みである「農」と厄介で複雑で、なんとも癪にさわる農夫に恋してしまったハーバード出のジャーナリストが見つけた、あたらしいライフスタイル。

著者等紹介

キンボール,クリスティン[キンボール,クリスティン][Kimball,Kristin]
1971年生まれ。ニューヨーク州中部に育ち、ハーバード大学を卒業。マンハッタンでフリーランスのライターや講師として働くうち、有機農業生産者マークと知り合い恋に落ちてパートナーとなり、ニューヨーク州北部のエセックスへ移住、2004年にCSAの農場を立ちあげた

小梨直[コナシナオ]
東京生まれ。2000年から長野県在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

minaseh

10
食べ物とか農業とか土の事とかが出てくる本を読んでたので、ふと農業関係の本が読みたくなって借りてきた。母親が農家出身で「農業は大変」と言っていたが、これは本当に大変だ。作物も家畜もすべて「命」だ。命をいただくという事は、これほど真剣に大変な事なのだなぁと改めて実感。馬と牛が出てきたところの食いつきが我ながら凄かった。馬も牛も人間の大切なパートナーなのだなぁ。2015/11/11

DEE

7
いや〜、農業は大変だ。 ストイックに農業に打ち込む男に恋をした著者。 会員を募り大規模農場を運営してその収穫を会員で分け合うというビジネス。 野菜だけでなく牛や豚、馬までとにかく休む暇がない。 でも、採れた野菜の味は別格。 そしてその味を楽しみにしている会員の反応がモチベーションなんだろうな。 日本でもこういう農場が発展すればいいと思う。2017/04/09

hotmilk

5
NYでライターとして働いていたクリスティンが厄介で複雑でなんとも癪にさわる農夫マークに恋をして農業の世界に足を踏み入れる・・。まるで一目惚れのように、始めのほんの数ページでこの本に夢中になった。太陽、大地、水、動物、野菜、汗、人の優しさ・・一から農場を作り上げるために奮闘する二人の様子は、驚きや感動、いのちの輝きで溢れていて、いつまでも読んでいたい気分にさせられる。そして、新鮮な野菜や肉で作るマークの絶品料理の魅力にお腹がぐうぐうなりっぱなし。笑 ずっと大切に手元に残しておきたい一冊。2014/05/12

Yuko

4
かつて農地だった荒れ果てた土地を耕し、CSA(Community Supported Agriculture)スタイルの農場経営を始めたカップルの最初の一年の悪戦苦闘ぶりがユーモアたっぷりに描かれている。農業にまつわる様々な営み、綺麗ごとだけではすまされない農業の現実が、圧倒的。ブログによると現在に至るまで運営も順調なようでなにより。CSAは日本で1960年頃に始まった生産者と消費者の「産消提携」にルーツがあるらしい。応援したい。 2015/03/18

Charlie

3
大変に興味深い本だった。著者は同い年なので、かなり親近感を持ち、友達が語る話の様な気分で読んだ。農、環境、自給というのは非常に興味を持っている分野。素人の彼女が興味を持つ背景も我が事の様に分かるし、素人がかなりラディカルともいえる夫の農業に加わる大変さも痛感した。でもこの夫こそがやはり女性には魅力的!ただし暮らしていくのはある意味大変だけど(苦笑)。週末はいつものオーガニックマーケットに行かなくては。そしてこの本を薦めてみたい。2013/02/14

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