出版社内容情報
夫が遺したぬくもりを胸に、再び歩み出す人生の道。作家として妻として、共に生きた吉村昭の死後、初めて書かれた作品を含む52篇。
【著者紹介】
1928年福井県生れ。学習院短期大学部卒。53年吉村昭と結婚。芥川賞、女流文学賞、芸術選奨文部大臣賞、川端康成文学賞、菊池寛賞を受賞。著書に『遍路みち』『紅梅』『夫婦の散歩道』『似ない者夫婦』等。
内容説明
夫・吉村昭への想い、懐かしき人々、遥かなる歳月…感動の52篇。
目次
第1章 日本の伝統美(私とやきもの;伝統ということ ほか)
第2章 創作の舞台裏(作家と資料;わが家の図書室 ほか)
第3章 わが師、わが友(遠くて近い人―瀬戸内寂聴;原田さんと私―原田康子 ほか)
第4章 家族の情景(子供の遊び;何ごともなく ほか)
第5章 夫が遺したもの(遺作について;書斎の机 ほか)
著者等紹介
津村節子[ツムラセツコ]
1928年、福井県生まれ。学習院短期大学部卒業。53年、吉村昭と結婚。64年「さい果て」で新潮社同人雑誌賞、65年「玩具」で芥川賞、90年『流星雨』で女流文学賞、98年『智恵子飛ぶ』で芸術選奨文部大臣賞、2011年「異郷」で川端康成文学賞を受賞。同年、菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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