本の寄り道

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  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309020679
  • NDC分類 019.04
  • Cコード C0095

内容説明

翻訳家にして稀代の書評家、初の書評集。日本発&海外発のおすすめ240冊。

目次

『動物のいのち』J.M.クッツェー
『甘美なる来世へ』T.R.ピアソン
『オフィーリア』ジェレミー・トラフォード
『残虐記』桐野夏生
『世界のすべての七月』ティム・オブライエン
『アッシュベイビー』金原ひとみ
『ブラフマンの埋葬』小川洋子
『直筆商の哀しみ』ゼイディー・スミス
『嫉妬』アニー・エルノー
『太陽と毒ぐも』角田光代〔ほか〕

著者等紹介

鴻巣友季子[コウノスユキコ]
1963年東京生まれ。翻訳家、文芸評論家。お茶の水女子大学大学院修士課程英文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

りつこ

10
また読みたい本が増えてしまった…。どうしてくれよう。2012/02/12

きゅー

10
翻訳者としてさいきん注目されている鴻巣さんの書評集ということで、海外のものが多いのかとおもいきや、3分の2以上日本の作家の書評だった。日本の小説はほとんど読まない私にとっては、ちょっと拍子抜けだった。彼女のほかのエッセイよりも、すこし真面目な様子が伺えて微笑ましい。何冊か気になる本をメモ。つぎはぜひ翻訳小説オンリーの書評集をば!2012/01/29

viola

10
鴻巣さんの文章はやっぱり巧いですね!好きな作品が出てくると、「だよねーー!エルノーの『嫉妬』とか、イシグロとか、ラヒリにクッツェーもいいよね!わかるわかる、うんうん!!」と激しく頷きながら独り言を言ってしまいます。(本当の話)ただ、全体的にかなり現代よりで日本&海外が混ざっているため(既読は14冊のみ・・・)、読んでいてもぴんと来ないものが多く、特に新たに読みたいというものが全然増えないのが難点かな。でも著者の表現と文章はとても好きなので、こういうものの海外古典バージョンがあればかなりツボに入りそう。2012/01/22

amanon

7
それなりの読書歴を経たと自認してはいても、やはり未開の領域は果てしなくあるのだな…と改めて痛感。また、先に読んで『本の森』でも感じたが、本人はその可能性を否定しているものの、この人にはぜひ小説を書いてもらいたいな…という気にさせられた。ただ、取り上げらている作品数が240冊ということで、終盤になると読むのが辛くなってきたというのが正直なところ(笑)。こういう本は、初めから終わりまで一気に読み通すのではなく、おりに触れて気になる箇所を拾い読みするというのが正しい読み方なのかも。本の魅力を教えてくれはするが。2023/08/15

よめしま

6
翻訳者・鴻巣友希子さんによる書評集。美味しい物語たちを美味しい文章で堪能できてとても贅沢。紹介されている本への興味を底上げされるような、自分の中でいつの間にかその本の存在が大きくなっているような読了感があります。2014/09/30

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