清水アリカ全集

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  • サイズ B6判/ページ数 582p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309020624
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

清水アリカ1963‐2010。『革命のためのサウンドトラック』でデビュー、たったひとりで世界と闘いながらわずか4冊の小説を残して逝った作家の全軌跡。未刊行作品、遺稿、創作ノートなど収録。

目次

1(革命のためのサウンドトラック;天国;デッドシティ・レイディオ ほか)
2(ツメナシ団;水の砦;神聖包茎「フクロネズミ男」外伝 ほか)
3(ローラースケート;memo2;登場人物 ほか)

著者等紹介

清水アリカ[シミズアリカ]
1963年2月1日神戸市で誕生。1981年同志社大学文学部英文学科入学。1985年大学卒業。広告代理店入社。1987年広告代理店を退社し、コピーライターとして独立する。1990年11月、第14回すばる文学賞受賞。小説家「清水アリカ」としてデビュー。2010年9月死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

多聞

16
「この本を読んだらもう死んでもいい」と清水アリカは中原昌也の著書の帯にコメントした。これは本書を読み終えた読者の心情を代弁しているのかもしれない。処女作から一貫して時代の空虚感をカットアップと確信犯的な無内容で的確に表現し続け、後記の『チャーリーと水中眼鏡』からはエログロとポップな世界観に寓意が加わり、清水アリカの作品に新たな可能性を予感させた。それだけに彼の新作を読むことができないという事実は悔やんでも悔やみきれない。2012/08/02

たんたん麺

14
「説明はできない、だから書く。むしろ説明しないためにこそ書く」小説という骨董品を破壊する!2014/03/30

hikarunoir

7
およそ筋を追うものではなく、内容的に90年代ロックの歌詞を思い起こさせられるような、多様な語彙でもって紡がれた禍々しいイメージの集積。2018/01/05

inuiwa007

3
一つの指標たり得る。2011/10/26

笠井康平

1
ゲームとネットが出てくる前の、時代に対する敏感な抵抗。2012/06/27

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