内容説明
今まで単行本・文庫本では読むことのできなかった幻のエッセイを中心に斬新な編集でよみがえる全く新しい渋沢龍彦「美術論」の真髄。貴重な図版多数収録。
目次
ポール・デルヴォー
クロヴィス・トルイユ―ネクロフィリアの画家
ピエール・モリニエ―夢魔の画家
序 モリニエ頌
写真家ベルメール―序にかえて
アロイス・ツェトル―動物たちの楽園
ジル・ランボオ―あるいは永遠の裸体について
ロメーン・ブルックス―アンドロギュヌスに憑かれた世紀末
ビザンティンの薄明―あるいはギュスターヴ・モローの偏執
キリコ、反近代主義の亡霊〔ほか〕