内容説明
46歳の若さで風のように逝った山際淳司の絶筆となった遺稿集。
目次
尾崎将司―走りつづける最強の男にゴールはない
イベンダー・ホリフィールド―王者に返り咲いた31歳の執念
野茂英雄―ドクターKに見た、野球の限りなきロマン
アイルトン・セナ―レクイエム。音速の貴公子は神話になった
ジーコ&福田正博―本物の男が吹かせた最高の風
西本聖―静かに燃える男が知った1勝の重み
貴乃花―前途は洋々!ついに来た「横綱貴乃花」時代
青木功―夢街道を走りつづける男の磨き方
ジム・アボット―片腕の金字塔!大リーグにまた伝説が生まれた
マック鈴木―夢ふくらむ限りなき挑戦〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はな*
16
ゴルフ、サッカー、ボクシングなど様々なスポーツの世界で活躍する26人が登場。彼らの熱く戦う姿をクールに語る山際さん。たとえば、鈴木一朗から登録名を変更した1994年のイチローを「どんなピッチャーの球にもバットを合わせていく。4割近い打率でシーズンを終えるだろう。それくらいのバッターだが"大打者"の雰囲気がないのがいい。ただ黙々と試合にのぞみ、ピッチャーと対決するのみ。そこがいい。」と書いている。メジャーリーグで活躍する姿を語ってもらえなかったのが残念でならない。2020/10/10
かわちゃん
2
こういう短編がたくさん入ったスポーツのノンフィクション、初めて読んだけど虜にされたような気がする。2014/01/12
ふみぼー
1
1995年5月、46歳で急逝。 絶筆のエッセイ。 読んでいて、その場の情景が浮かんで来て引き込まれてしまう。なでしこをどう書いたか読んでみたかった。2013/06/01
アーキー
0
★★★☆☆ 752016/01/09
ばろやん
0
1994年の本だから時代が全く違う。そのなかでイチローがまだ現役なのが驚く。また「松永浩美」のところで「土井監督」と合わなかったとある。合わなかった人ばかりの「土井監督」に逆に興味をもった。2011/08/26