目次
第1部 文化・社会とレジリアンス(レジリアンス・病い・文化―レジリアンスの医療人類学;文化の諸相とレジリアンス;現代人のヒュブリス(思い上がり)と外傷後成長―三・一一に触発されて)
第2部 トラウマとレジリアンス(家族・個人のレジリアンス(靱性)とナチスの健康医学―ハンブルガーとアスペルガーによる教訓
高機能自閉症・アスペルガー症候群におけるレジリアンス―テンプル・グランディンに学びながら
移民の子どものレジリアンス―その臨床的問題とフランスにおける治療システム)
第3部 語りとレジリアンス(レジリアンスの視点からみた統合失調症の手記;戦争トラウマの語りとレジリアンス;経験の可能性の拡張とレジリアンス)
第4部 音楽の創造性とレジリアンス(音楽と言語が紡ぎ出す創造空間―芸術療法にみるレジリアンスの萌芽;音楽創造の症候学、自己治癒、霊的体験―音楽創造の治療的側面;日常生活の創造性―チャールズ・アイヴズとジャチント・シェルシ)
著者等紹介
加藤敏[カトウサトシ]
1949年愛知県生まれ。1975年東京医科歯科大学医学部卒業。東京医科歯科大学神経精神科研修医となる。1977年自治医科大学付属病院シニアレジデントとして研修。1980年自治医科大学助手。1982年自治医科大学精神医学教室講師。1985~86年フランス政府給費留学生として、ストラスブール大学医学部精神医科教室にて研究に従事。1994年医学博士号取得。2000年自治医科大学精神医学教室教授および科長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。