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医の原点〈第6集〉良い医療の条件

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  • サイズ B5判/ページ数 134p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784307004480
  • NDC分類 490
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》  第1回目は日野原重明先生にお願いしましたが,「サイエンスとアート」というテーマで先生が情熱を込めて語られる話に学生たちは固唾を呑んで聞いていました。毎回感動あふれる話に会場は静かな喜びにあふれていました。参加者だけに留めないで広くこの感動を伝えたいということで,金原出版のご協力で「医の原点」第1集から第5集までが発刊されました。この第6集は平成16年秋に講演された先生方から原稿を集めたものです。
 この「医の原点」シリーズが東京大学医学部の精神の支柱となるだけでなく,これを読む若い医学生,医学部を目指す高校生,医師,コメディカルあるいは一般の方がこれによって本物の医学,医療を目指す哲学と情熱を身に付けることができますように心から願っています。    

《目次》
■おもな内容
1.生と死 井形昭弘(名古屋学芸大学学長・日本尊厳死協会理事長)
はじめに/脳死を巡る議論/癌末期の緩和医療/高齢社会の生と死/日本尊厳死協会の系譜/海外における尊厳死/安楽死および医師による自殺幇助/終わりに
2.心暖かな医療をもとめて 遠藤 順子(生命尊重センター・円ブリオ基金代表)
入院10回手術8回/医師にとって患者とは/患者本位の医療と安らかに死なせてくれの願い/最後の時間は家族に返して/人間の魂に手を突っ込む仕事
3.医の礎 二階堂 久(テキサス大学サウスウェスタン医学校教授)
人種差別/医療訴訟/職業的競争/医療での試練/私生活での試練/人生の礎
4.アメリカ医療に携わって40年の体験より考える「良い医療の条件」 丘 ヤス(アルバート・アインシュタイン医科大学名誉教授)
私の生い立ち/人間万事塞翁が馬の如し/聖ジョセフ病院でのインターン時代/ジャコビ病院でのStraight Surgical Intern時代/麻酔科レジデント,フェロー時代/医療事故について/アメリカの医学教育と卒後研修の概要について/当時の米国における男女差別の一例/心臓麻酔の分野,術中食道エコーの臨床研究/良い医者,良い患者,良い医療の条件/女医としての行き方
5.余命宣告から生還 1/1の医療サービスとは? 篠原 裕(生体肝移植者)
生体肝移植の現実/移植現場はいつも真剣勝負だ/国内で脳死移植が進まない理由/子どもたちへの福音はいつか?/患者会の設立とその活動の有効性/求められている医療サービスとは?/基礎データ編
6.癌──敵も身の内・父吉田富三と私 吉田 直哉(演出家・文筆家)
心は巧みなる画師のごとし/「あゆめ ただあゆめ」/未見の力/総合化と個別化/臓器医療と人間の回復/「私はどうなる?」
東大医学部の教育改革と今後の展望 高本 眞一教授(教務委員長,心臓外科・呼吸器外科教授)
イヌイ教授の分析と勧告/東大医学部教育改革の始まり/教育環境の整備/カリキュラムの整備/今後の課題

目次

1 生と死
2 心暖かな医療をもとめて
3 医の礎
4 アメリカ医療に携わって40年の体験より考える「良い医療の条件」
5 余命宣告から生還 1/1の医療サービスとは?
6 癌―敵も身の内・父吉田富三と私
東大医学部の教育改革と今後の展望

著者等紹介

高本真一[タカモトシンイチ]
東京大学医学部教務委員長。心臓外科・呼吸器外科教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。