内容説明
環境芸術として図解する日本建築の伝統美。1952年にドイツで出版された日本建築史の名著の復刻。独自のドローイングと写真300点余で語る自然との融合、清純性と素材感の美。アーキテクトの眼差しと教養があふれる芸術作品的な一冊。
目次
1 概説
2 史的概観
3 原始住居
4 神社
5 仏寺
6 帝都と皇居
7 城と城下町
8 公卿住宅と武家住宅
9 茶室と茶庭
10 農家
著者等紹介
吉田鉄郎[ヨシダテツロウ]
建築家。1894年富山県生まれ。1915年第四高等学校卒業。19年東京帝国大学建築学科卒業後、逓信省経理局営繕課に勤務。46年日本大学教授。49年脳腫瘍発病、56年逝去(享年六二歳)。建築作品に“東京中央郵便局”“馬場烏山別邸”“大阪中央郵便局”など。1952年度日本建築学会賞受賞(著書『Japanische Architektur』)
薬師寺厚[ヤクシジヒロシ]
建築家。1913年東京小石川生まれ(父・主計「かずえ」も倉敷市・大原美術館などで知られる建築家)。34年武蔵高等学校卒業。37年東京帝国大学建築学科卒業。逓信省技師、郵政省建築部長、東海大学講師、フジタ工業(現・フジタ)専務、東京建築士会理事などを歴任。98年逝去(享年八五歳)。建築作品に“羽田空港郵便局”1956年度日本建築学会賞受賞、“京都中央郵便局”“京都保険局”など
伊藤ていじ[イトウテイジ]
本名・伊藤鄭爾。建築史家。1922年岐阜県生まれ。42年第四高等学校卒業。45年東京大学工学部建築学科卒業。工学博士。ワシントン大学客員教授、工学院大学学長・理事長などを歴任し、現在、同大学顧問。1960年度日本建築学会賞受賞
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